いろいろな機能を兼ね備えているiPhoneは、そのユーザーにとって生活する中で欠かせない存在になっているのではないでしょうか。そのため、外出先でもiPhoneを使用する機会もとても多くなっているはずです。
さて、iPhoneを外出先などで使用する時には、色々と困ったことが起こるもの。その困りごとの一つであるのが、スクリーンショットを撮影する時に大きな音が出てしまうことです。
撮影音が出てしまうと場合によっては「盗撮じゃないの?」とか「写真の音が不愉快」など周りから白い目で見られ兼ねません。しかし、外出先であったとしても、スクリーンショットを取りたい場面は出てきてしまうもの。もしかしたら周りの目を気にして撮りたかった画面を諦めてしまった方もおられるかもしれません。
しかし、今回の記事を読んでいただければそんな悲しい思いをすることも無くなります。なぜならば、無音でiPhoneのスクリーンショットを撮る方法があるからです!
今回はその方法をご紹介いたしましょう。
ミュージックアプリを使用した無音スクリーンショットの方法
(※iOS10以上での動作確認はできませんでした。iOS10以上をインストールしている方は、次の項目の方法をお試しください。)
まずご紹介するのは、iPhoneにデフォルトでインストールされているミュージックのアプリを活用した無音でスクリーンショットを撮る方法です。
①サイレントモードにする
この方法でスクリーンショットをする場合、最初にサイレントモードにしておきましょう。他のスマートフォンとは違ってiPhoneは側面にサイレントモードのスイッチがあるので、それを下げるだけでOK。ここまでは簡単ですね。
▼スイッチを下げてマナーモードに。赤色になってればOK!
②撮影したいアプリを起動する
サイレントモードにすれば、次に撮影をしておきたいアプリを起動しましょう。そして起動したアプリをホームボタンを押して一旦保留した状態にします。
▼今回はポストコラボのページを撮影対象としてサファリを起動しておく
③ミュージックアプリを起動
次にミュージックアプリを起動してください。そして起動した状態でiPhone側面にある音量のマイナスボタンを「消音」の表示が出るまで押します。「消音」の表示は音が鳴るタイプのアプリでなければ出ませんので、ホーム画面などでどれだけ音量のマイナスボタンを押してもダメですよー。
▼ミュージックアプリで音を最小まで下げると消音の表示が出る
④撮りたいアプリを起動して撮影
そして最後、ホームボタンを2度押しして、最初に起動した音無しでスクリーンショットしたかったアプリを起動します。そして従来通り、ホームボタンと電源ボタンを少し間隔をズラして押してスクリーンショット!上手くできていれば、音を出さずにスクリーンショットをすることが出来たはずです。
連続でスクリーンショットを撮りたい場合は、ホームボタン2度押しでミュージックアプリに戻ってから、再度ホームボタン2度押しで撮りたいアプリに戻ると連続で撮影ができます。
▼撮りたかったブラウザをホームボタン2度押しで起動
AssistiveTouchを活用した無音でのスクリーンショット撮影法
次にご紹介するのがiPhoneにしか備わっていない機能であるAssistiveTouchを使用した無音でスクリーンショットを撮る方法です。この方法はiOS10.0.2での動作を確認しています。
①AssistiveTouchと、その設定をする
まずAssistiveTouchって何?という方もおられるかもしれません。これについて簡単に説明すると、複雑な操作やホームボタンの操作など、スマホの画面上で行うサポートをしてくれる機能です。
AssistiveTouchの起動は、設定→一般→アクセシビリティ→AssistiveTouchの流れになります。これをオンにしましょう。
▼AssistiveTouchまでの道のり
そして「最上位メニューをカスタマイズ」をタップし、右下にあるマイナスの部分をタップしてメニューを「消音」の一つだけにしてください。
▼メニューをカスタマイズして消音のみに。
②画面上に現れたボタンをタップして消音に!
AssistiveTouchをオンにすると、スマートフォンの画面上に黒い四角に白い丸といったボタンが現れます。
▼このような表示が画面上に現れる
このボタンを押すと「消音」の表示が現れます。この表示が現れれば、無音でのスクリーンショットができる状態になっています。設定は面倒ですが、一度設定すると前項でご紹介した方法よりも簡単ですよね。
▼消音の表示が出れば、無音での撮影が可能な状態に!
(なお、もう一度AssistiveTouchボタンを押すと消音が解除され音が鳴るようになりますのでご注意ください。)
以上がiPhoneにおいて無音でスクリーンショットができる方法です。是非とも、日頃の生活で活用していただきたいと思います。
ただ注意点として、今回ご紹介した方法は、iOSのバグを利用したものですので、今後アップデートをすると使えなくなるかもしれません。その点に気を付けてご活用ください。