【IoT事例】ヘルスケア分野のIoT活用事例12選!

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2020年には500億個以上のデバイスが繋がると言われ、ますますIoT(モノのインターネット)の普及が進んでおり、スマートフォンやPC以外の無線機器(IoTデバイス)も続々と登場しています。

そんなIoTの中でも、ヘルスケアや健康管理などの分野は特に注目が集まり、続々と実証実験事例やIoT活用事例が出てきております。今回は「ヘルスケアIoT」や「ヘルスケアテック」などと呼ばれる、予防医療や健康維持・増進などに役立つヘルスケア分野でのIoT活用事例をご紹介していきます!

※以下の記事でも、ヘルスケアIoTについて触れています!
このところヘルスケアIoTが注目される理由|木暮祐一のぶらり携帯散歩道
【IoT×ヘルスケア】ランニング時に身につけたいウェアラブルデバイスまとめ!

ヘルスケアIoT事例:トイレに搭載したセンサーで健康状態の可視化(LIXIL)

LIXILは2015年、「LIXIL IoT House プロジェクト」にて、IoTを活用したコンセプトハウスを2017年に竣工する計画を発表しました。
このプロジェクト自体は、建材や住宅関連機器にセンサーを取り付けて新機能やサービス創出を目指していますが、ヘルスケアIoTに関わるサービスも実装予定です。
例えば、トイレにセンサーを搭載することで排せつ物を検知し、ユーザーの健康状態の可視化に役立てる機能を実装する予定とのことです。

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出典:http://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/refore/

ヘルスケアIoT事例:薬の飲み忘れを通知するIoT錠剤ケース(大塚製薬・NEC)

2016年9月に大塚製薬とNECは、脳梗塞患者向けのIoT錠剤ケースを共同開発するという発表をしました。
このケースは、服薬時間帯になるとLEDが自動で点滅して患者さんに通知してくれる他、錠剤取り出しをセンサーで検知して、服薬した日時を容器のメモリーに自動で保存して、スマートフォンやタブレット端末等に送信してくれます。患者さん自身や家族がスマートフォンなどのアプリケーションから服薬状況を把握できるなどの機能も実装予定とのことです。

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出典:http://jpn.nec.com/press/201609/20160907_02.html

ヘルスケアIoT事例:リストバンド型ウェアラブル端末(ドコモ・ヘルスケア)

ドコモ・ヘルスケアが販売しているのは、リストバンド型のウェアラブル端末「ムーヴバンド3(MOVE BAND 3)」。
腕に付けるだけで、1日の消費カロリーや睡眠時間などを計測し、専用のスマートフォンアプリへ自動転送し見える化してくれます。
ガジェット感が少なく、スーツにもカジュアルシーンにも馴染む洗練されたデザインなので、腕時計代わりに付ける事も出来るのが特徴です。

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出典:http://www.d-healthcare.co.jp/products/moveband3/about/#area3

ヘルスケアIoT事例:部屋の空気の汚れ具合を可視化!(ダイソン)

ダイソンが米国のBreezoMeter(空気の分析を行う会社)と共同開発したスマートフォンアプリのDyson Linkは、ダイソンが開発する空気清浄機などの白モノ家電と連携して家電をリモートで操作したり、家電に搭載されたセンサーにより空気の汚染状況(汚れ具合)をリアルタイムで取得して可視化してくれるアプリです。

また、それだけではなく、「汚れ具合が◯◯数値を超えたら“強”にする」など空気の状況に応じて自動で風量を調整してくれたりもするそうです。
空気清浄機は、気持ち的に空気が綺麗になっている気がしますが、実際の数値で見えると気分もスッキリしそうですね♪

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出典:http://www.dyson.co.jp/fans-and-heaters/purifiers/dyson-pure-cool-link/overview-page.aspx

※以下の記事で、スマートエアコン(IoTエアコン)についても触れております!
【IoT×家電】未来の暮らしはスマートになる! 〜スマートエアコン〜

ヘルスケアIoT事例:スマート歯ブラシ(サンスター)

次のヘルスケアIoTの活用事例は、「歯ブラシ×IoT」により歯磨きを数値化・記録してくれる「G・U・M PLAY」です。こちらは、加速度センサーとBluetoothを搭載した「G・U・M PLAY」をいつも使っている歯ブラシ(対象歯ブラシは公式サイト参照)に装着することで、歯みがきの動作をリアルタイムでスマートフォンアプリに転送してくれて、ゲーム感覚で楽しみながら自然に正しい磨き方を覚えられるというスグレモノ。

アタッチメントを家族でシェア出来たり、使わない時は歯ブラシスタンドとしても活用出来るので、便利ですね。

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出典:http://jp.sunstar.com/company/press/2016/0411.html

ヘルスケアIoT事例:衣料型ウェアラブル(グンゼ・NEC)

次のヘルスケアIoT活用事例は、着るだけで姿勢や消費カロリー(活動量)、心拍などの生体情報を計測し、肌着として日常的に着用できる「衣料型ウェアラブルシステム」です。得られたデータは、無線通信でスマートフォンに送られて、専用アプリケーションから確認できる模様です。

グンゼとNECの共同開発で、グンゼのニット技術を使い、衣服の繊維そのものにセンサーを編み込んでいるとのことです。もちろん、洗濯することも可能です。販売開始は2016年度中を目指すとのことです。

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出典:http://jpn.nec.com/press/201601/20160106_01.html

ヘルスケアIoT事例:ペットの活動量を可視化・管理(whistle)

アメリカのwhistleが開発したヘルスケアIoTは、人間ではなくペット向けのウェアラブルデバイス「GPS Pet Tracker」です。
ペットの健康状態や活動量を計測し、専用のスマートフォンやタブレットの専用アプリで確認出来るようになるというペット向けのヘルスケア機器です。
また、その他にもGPS機能を搭載しており、でペットの居場所を特定することも可能です。

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Whistle Health & GPS

ヘルスケアIoT事例:ペット向けヘルスケアIoT(アプリックス)

アプリックスは、ペットの首輪用ウェアラブルBeaconやペット用品に組み込む通信モジュール、ペット情報クラウドサービスなどを提供して、アプリケーションや機器開発の支援をしています。

アプリックスは直接消費者向けに製品を提供しておらず、例えばアプリックスが提供する「お知らせBeacon」を、米大手ペット用品メーカーが開発する製品に組み込んで売上をレベニューシェアする契約を締結するなど、同社のIoT技術とペットメーカーの製造技術を組み合わせて共同開発していく模様です。

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出典:http://www.aplix.co.jp/story/1/#sixthPage
出典:http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/ir150804_GrgEJ79C.pdf

ヘルスケアIoT事例:歩数や消費カロリーを自動計測するスマートシューズ(アンダーアーマー)

スポーツウェアメーカーのアンダーアーマーが発表したのは、歩数や消費カロリー、体重移動などの情報を自動的に計測し、スマートフォンのアプリ等からデータを確認出来るスマートシューズです。シューズのそこに小さなチップが埋め込まれております。
ランニングの情報(走行距離、走行時間、など)を自動的に計測・記録もしてくれるようで、ヘルスケアIoTとして今後流行ってくるかもしれません!

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出典:http://www.gadfit.com/ua-speedform-gemini-2-record-equipped-running-shoes/

ヘルスケアIoT事例:自動で健康管理が出来るフィットネスバンド(Fitbit)

フィットネスバンドとして、世界中で人気が高いのが「Fitbit」です。
Fitbitは、GPSセンサー、心拍数モニター、加速度センサー、バイブレーターなどを内蔵しており、腕に付けるだけで、1日の活動量(歩数や消費カロリー)、睡眠時間、心拍数などのデータを自動的に取得し、専用スマートフォンアプリから分析結果を確認する事が出来ます。

また、タッチディスプレイも搭載されており、時間の確認が出来るほか、スマートフォンへの通知確認、運動促進の通知、なども確認する事が出来るため、通常の生活を便利にしつつ、無理なく健康管理を行う事が出来ます。

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出典:https://www.fitbit.com/jp/alta

ヘルスケアIoT事例:ゲーム感覚で毎日楽しく腰痛対策(Valedo)

背中のエクササイズ専用のウェアラブルデバイス「Valedo Bacl Therapy」は、胸や背中にセンサーを取り付けて、スマートフォンアプリと連携させることで、ゲーム感覚で楽しく腰痛対策のエクササイズが出来るようになるヘルスケアIoT機器です。

ストレッチやバランスなどの様々なエクササイズをアプリの画面に表示してくれて、無理なく続けることが出来そうです。

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出典:https://www.valedotherapy.com/de_en/

ヘルスケアIoT事例:スマート体組成計(タニタ)

次は、タニタが販売している体組成計(体重計)で、スマートフォン(iPhone/Android)とBluetoothで連携することで、体重計に乗るだけで、体重・BMI・内臓脂肪レベルなどを専用のスマートフォンアプリに転送&グラフで可視化してくれるという便利なIoT体組成計(体重計)です。

アプリでは目標体重なども記録出来るため、ダイエットなどの目標に対して、毎日体重計に乗るだけで細かい身体データを管理してくれるので、便利ですね。

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出典:http://www.tanita.co.jp/product/g/_TRD906BK/

※以下の記事でスマート体組成計にも触れております!
【IoT×家電】未来の暮らしはスマートになる! 〜スマート体重計〜

ヘルスケアIoT事例:まとめ

以上、ヘルスケア分野のIoT活用事例を紹介しましたが、いかがでしたか?
今回は、日本〜海外まで、人間〜ペットまで幅広い分野での活用事例をご紹介しました。

まだまだ紹介したい事例もありましたが、長くなるので、今回はこの辺で終了とさせて頂きます^^;
第二弾まとめも作るかもしれませんので、お楽しみに!

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