【DC EXPO】デジタルコンテンツEXPO 2016まとめ!

DC ECPO-1

2016年10月27日(木)〜2016年10月30日(日)にかけて日本科学未来館にて開催された、世界最先端のコンテンツ技術がテーマのデジタルコンテンツEXPO2016
今回は、デジタルコンテンツEXPOのメディアパートナーにもなっているPOSTCO Lab.編集部が取材枠で参加してきました!

当日参加出来なかった方も、今回のまとめレポートで概要を掴んで頂けますと幸いです。

ちなみに、「【CEATEC JAPAN 2016】シーテックジャパン2016まとめ!」や、「イノベーションを加速するIoTの最新技術が集結!IoT Japan 2016まとめ!」など、その他の最新技術系展示会のレポートもありますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

それでは、さっそく本題に移りたいと思います!

デジタルコンテンツ EXPOとは?

デジタルコンテンツEXPOとは

デジタルコンテンツEXPOとは、世界の先端技術が一堂に介するコンテンツ技術(コンテンツの制作や表現を支援する技術)をテーマとした国際展示会です。
VR(バーチャルリアリティ)やAI(人工知能)、3D映像などの技術分野や、人間の五感に働きかける技術など、最先端のコンテンツ技術を実体験できる企画などが展示されております。また、そうしたデジタルコンテンツ分野で活躍する研究者やクリエイター、企業関係者等が来場者として参加し、最新の情報交換が出来る場となっております。

デジタルコンテンツEXPO 2016当日の様子

デジタルコンテンツEXPO-当日の様子

前置きが長くなりましたが、今回のデジタルコンテンツEXPO2016では、POSTCO Lab.編集部も取材枠として参加してきましたので、気になった製品やコンテンツ技術に関して、画像を用いながら紹介していきます!

ソリッドレイ研究所「タップトーク~床面インタラクティブ映像~」

ソリッドレイ研究所は、床面インタラクティブ映像システムの「タップトーク」を展示していました。タップトークは、床や壁にプロジェクターで投影された映像に触れることで反応し、“人が触れると、映像が変わる”というバーチャル空間を生み出す映像システムです。

今回は、池のようなデモ映像を流しており、映像の上を人が歩くと、動きに合わせて水紋が広がるというデモでした。

通常時
タップトーク

足を乗せると・・・?

タップトーク2

こんな感じでした。
仕組みとしては、近くの投光器が赤外線を常時はなっており、人が通ったことを検知し、それに合わせて映像が動くという事のようです。

早稲田大学「AIによる白黒写真の自動色付けシステム」

早稲田大学 基幹理工学部 石川研究室が発表したのは、AIによる白黒写真の自動色付けシステムです。

白黒写真をカラーにする

白黒写真が、見事カラーになっているのが分かるかと思います。
仕組みとしては、AI(人工知能)技術の1つであるディープラーニングを用いているようです。具体的には、現在のカラー写真と、同じ写真を白黒にしたものをディープラーニングさせ、白黒⇔カラーの情報をinput→白黒の写真を見せたときに、過去のパターンから分析して白黒写真をカラー写真にするという仕組みのようです。

きまぐれ人工知能プロジェクト「コンピュータによる小説の自動生成」

きまぐれ人工知能プロジェクトが発表したのは、コンピュータによる小説の自動生成の試みです。リターンキーを押すたびに新しい小説が自動生成されるというデモを行っておりました。

小説の自動生成

このシステムは、数万行のプログラムから成るシステムで、同一のプロット(パーツのようなもの)を自動的に組み合わせて出力するプログラムがかかれているようです。

こちらが、コンピュータにより自動生成された小説です。

小説の自動生成2

マイクロアド「Sky Magic~編隊飛行ドローン~」

編隊飛行ドローン
マイクロアドが発表していた「Sky Magic」は、空に数百台のドローンを編隊飛行させて、巨大ディスプレイを創り出す新しいエンターテイメントプロジェクトです。

今回デモを行っていたのは、第一弾作品で「富士山」を部隊とした20台を超えるドローンの動きと光を音に同期させて、すべて自動制御しながら編隊飛行させる作品でした。

シャープ「ロボホン~モバイル型ロボット電話~」

シャープが発表していたのは、モバイル型ロボット電話「ロボホン」。
ロボホンにアプリケーションをインストールすることで、様々な機能やサービスが使えるようになります。

今回は、ロボホンにポーズを取ってもらいました^^

ロボホン

ちなみに、ロボホンに関してはPOSTCO Lab.でもインタビューを行っており、企画・開発の裏話や、販売台数などの情報も掲載しておりますので、そちらも合わせてご覧くださいませ!

ロボホンがカワイイ!評判や売れ行き・販売台数も上々♪
地道に課題を1つずつ潰した。「ロボホン」から学ぶ、 IoT製品の企画・開発のポイント
「ロボホン」のマーケティング戦略〜大々的なCMではなく、地道なファン作りを〜

日本マイクロソフト「女子高生AIりんな」

マイクロソフトが展示したのは、おしゃべりボット「女子高生AIりんな」です。今回は、りんなのお部屋をイメージしたようなブース作りになっておりました。

女子高生AIりんな
LINEにもりんなアカウントがあり、誰でもトークできるのですが、結構面白いのでぜひ試してみて下さい!^^

コンセプト/データスタジアム「Qoncept 4D Tracker」

株式会社コンセプトと、データスタジアム株式会社が共同でデモを行った「Qoncept 4D Tracker」は、バレーボールまたは卓球のプレーをリアルタイムで解析し、球速表示やCGでのリアルタイム再現を行うことの出来るシステムです。

Qoncept 4D Tracker

実際に試合の中継などで表示される球速なども、このようなシステムを活用して計測しているそうです。ちなみに、画像は軌道の再現です。

仕組みを聞いて、驚いたのですが、ボールに加速度センサーやジャイロセンサーを埋め込んでいるのではなく、2台のカメラで撮影したデータをクラウドに送信しているそうです。

※先日、スポーツ分野のIoT技術について3種類ご紹介もしておりますので、宜しければ、そちらもご覧ください!
【IoT×スポーツ】スポーツ上達への近道!スポーツ分野でのIoT製品をご紹介♪

ミラ「CODE HORIZON」

株式会社ミラが展示していた「CODE HORIZON」は、テーブル上の物理的なロボットとアプリケーション上のバーチャルな部隊を指揮して対戦する、全く新しいタイプの戦略ボードゲームです。

CODE HORIZON
「いかに戦わずして勝つか。」という孫氏の兵法をベースにした戦術コマンドを多数用意するなど、戦略性の高いゲームシステムのデモを行っておりました。

ピクシーダストテクノロジーズ「ホログラフィックウィスパー」

ピクシーダストテクノロジーズが発表していた「ホログラフィックウィスパー」は、超音波を用いて空中にスピーカーを配置する技術です。多数の超音波振動子を個別に制御することで焦点を結び、何も無い空中に点音源を配置する事が可能です。

ホログラフィックウィスパー
今回のデモでは、写真でいうと名刺のある箇所にのみ音源がある(そのあたりに耳を近づけると、音楽が聞こえてきました)といった形です。従来のスピーカーでは実現が難しかった音響空間設計が出来そうです。

デイジー「Lazy Arms」

株式会社デイジーがデモをしていた「Lazy Arms」は、ロボティクス、AI、リアルタイムサウンド・システムの技術を融合し、体験者の動きを含めてエモーショナルな空間を演出する仕組みです。

Lazy Arms
今回のデモでは、センサーで人の動きを検知し、それに合わせて上方からぶら下がった触手のようなものがリアルタイムで動いたり、音を奏でたり、色が変わったりするといった内容でした。

デジタルコンテンツEXPO 2016まとめ

以上、POSTCO Lab.編集部によるデジタルコンテンツEXPO 2016の取材レポートでしたが、いかがでしたか?
「【DC EXPO】デジタルコンテンツEXPO 2016まとめ!」
を読んで少しでも、当日の雰囲気を掴んで頂けたなら幸いです。

※宜しければ、こちらの展示会レポートもどうぞ!
【CEATEC JAPAN 2016】シーテックジャパン2016まとめ!
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