会社の魅力を動画で伝えたい!企業PR動画の制作とブランディング企画のポイント<準備編>

会社の魅力を動画で伝えたい!企業PR動画の制作とブランディング企画のポイント<準備編>

会社紹介動画イメージ

昨今、WebサイトやSNS等でよく見かけるようになった、企業のPR動画。内容も様々で、感動するものや笑いを誘うものなどバラエティに富んでいます。そんな中、「ウチの会社も動画を作りたい」と考える担当者は多いのではないでしょうか。

筆者もある日突然、会社紹介動画を作ることになりました。

自社では「ITサービスの品質検証」という、一般消費者には聞き慣れない事業を展開しています。
この記事では、「一般消費者にも会社のことが伝わるように」との思いから動画を制作した際のポイントを紹介します。特にBtoBの企業がどのように企画したら良いか、検索してもなかなか似たような事例が見つからず模索したので、動画制作に悩む担当者のヒントになれば幸いです。

完成した動画はこちら。本記事の末尾にもありますので宜しければご覧ください。

※なお、動画制作に関しては制作会社へ依頼し共同で進めています。自社内に撮影機材やノウハウが揃っており完全自作できる企業や、予算が潤沢で制作会社に全部おまかせできる企業…、ではない企業向けの内容となります。

何のために動画を作るのか?

ある日突然、会社紹介動画を作ることになり、さらにプロジェクトの仕切りも任されてしまった筆者…。しかしやる以上はいいものを作るしかない!
…とはいえ、早速、問題は山積みでした。

  • どういう内容がいいのかまったくわからない…。サービスを紹介すればいい?
  • そもそもこれまで紹介動画を制作したことがない。参考になる過去実績がない。
  • 社内にも動画制作に知見のある社員がほぼいない。
  • BtoB企業で、一般消費者がわかりにくい事業をやっている。動画で何をどう紹介するのか?
  • 費用が限られている

この中でも特に「BtoB企業で、一般消費者がわかりにくい事業」というのが難しいポイントでした。BtoB企業、つまりサービスを提供する先が一般消費者ではなく企業。
「家族に会社の事業を説明してもわかってもらえない」「他者に説明しづらい、伝わらない」という社員の声もよく聞きました。

…それならば、会社を外部へ伝えるための、わかりやすい「共通言語」を作りたい。それを社員を通して伝わるようにしたい。動画をそのためのツールにする。
大まかな目的が自分の中で決まりました。

コンセプトやターゲット設定は後ほど本格的に詰めていきますが、まずは見積を行い社内の承認を得るため、この目的を軸としてざっくりと企画内容を作成しました。

とりあえずリサーチ

とりあえず、色々な企業のPVを見まくりました。

  • 競合他社のもの
  • BtoB企業のもの
  • 同じIT業界で、成功している企業のものや話題になったもの
  • 業界など全く異なるがいいなぁと思うもの

動画を見ながら、
「サービス紹介はこういう表現だとわかりやすそう」「サービスはよくわからないけどビジョンは伝わる」「社員が出ているほうがいいな」「雰囲気が自社に近い」「費用高そう」
など、イメージの引き出しを増やしておきました。

細かくではなく、部分的だったり、雰囲気や感触でOKです。資料に貼るためそれぞれキャプチャを取っておきました。
これは、企画時や制作会社に見積を依頼する際に役立ちます。

まずは費用等にこだわらず色々な企業動画を見て、イメージを増やしておく。

制作会社の選定

今回は会社紹介動画なので、会社紹介に強く制作実績が多そうな企業を数社ピックアップし、問い合わせて企画内容と予算を伝えました。何しろこれまで依頼したことがないので、どの会社がいいかなんて全くわかりません
しかも制作会社はかなり多いです。ただ、会社によって下記のような違いがありました。

A社 < 動画は長く使うもの。お金をかけていいものを作りましょう!

B社 < いや、とにかく安く、クオリティよりも数を作りましょう!

C社 < 動画はツールと考え、クリエイティブよりその前後のマーケティング施策に重点を置きましょう!

他にも、アニメーションムービー実績の多い企業、逆に実写ムービーの実績が多い企業 など…。

まだ動画のコンセプトは固まっていなくても、動画を作る大まかな目的やきっかけに立ち戻れば、何に強い会社がベストなのかが見えてきます。

費用について

気になる費用ですが、これはピンキリです。安くて2~30万円から数百万円、1,000万円以上の動画を制作している会社もありました。パッケージプランで安くしている会社もあります。

見積イメージ

費用をかければかけるほどいいのは当たり前なので、ある程度、いくらまでなら自社が費用を捻出できるのか検討し決めておきます。見積を依頼して、「そんな価格じゃできませんよ!」と言われたりもしましたが、他社ではすんなり見積を作ってもらえた…ということもありました。

もちろん、あまりにも見積を断られすぎる場合は、費用を見直したほうがよいでしょう。。

アニメーションか実写か

また、アニメか実写かで費用が大きく変わる会社が多かったのですが、どちらが費用が高いのかは会社ごとで異なりました。アニメか実写かは動画の印象を大きく変えます。まずここを決めることでさらに会社選定がしやすくなり、費用感がより鮮明になると思います。

アニメ(イラスト、インフォグラフィックなど):物事を説明する内容に適している
例)サービス紹介、市場や成長性の表現、手順説明など
実写:リアルさ、雰囲気を伝えるのに適している
例)オフィス紹介、ビジョン、社内の雰囲気など

今回、サービス説明より会社の雰囲気を伝えるほうを優先したかったため、「実写」を選びました。

費用を大きく変えるもの

意外だと思ったのは、「完成動画の長さ」は思ったほど費用に影響しなかった点。
それよりも、撮影が何日かかりそうか、編集作業や素材作成に何日かかるか、など、人的工数がどれくらいかかるかで費用が大きく変わります。

当社のオフィスは福島県と東京都にあり、最低2か所以上での撮影を希望したため、撮影日数は重要なポイントとなりました。

最終的な決め手となったもの

筆者は費用感や内容で2社まで絞り、最後は「担当者と話した印象」で決めました。説明はどうだったか、動画素人の私の希望をどこまで理解してくれたか。メールや質問の問い合わせに対するレスポンス、スピードはどうか。

この判断は大正解でした。制作会社は一緒にひとつのものを創り上げるパートナーなので、やり取りがスムーズに行く方が良いのは間違いありません。

選定のポイント
・制作会社の強みと提案内容、自分で考えている動画制作の方向性がマッチしているか
・捻出できる費用に対してどのような見積プランが返ってくるか
・アニメがメインか、実写がメインか
・アニメであれば素材を何点制作可能か、編集期間がどれくらいかかるか
・実写であればどこで、何か所で撮影したいか、編集期間がどれくらいかかるか
・担当者とのやり取りで感じた率直な印象

いよいよ制作へ

無事に制作会社が決定しました。

次はいよいよ、動画の詳細内容を決めていく段階となります。まずは一番重要な、ターゲットコンセプトを固めていく作業です。そのために、そもそも「ウチの会社って何なのだろうか?」、というところへ立ち返り、企業ブランドについて再考する作業が必要となりました。

これは一人ではできません。他部署の社員やもちろん社長にも、意見や想いを聞く必要があります。

そのため、まずは各部署の事業部長へ、動画の制作意図や利用価値について説明しました。
さらに各部署から数名ずつ、プロジェクトメンバーとして選抜してほしいことをお願いし、メンバーを集めました。私も個別に協力してもらいたい社員へ直接声をかけました。

次回は、社内メンバーとどのように会社のブランドを再定義したか、どのように動画のコンセプトに落としたか、お伝えしたいと思います。

 

完成した動画。ぜひ参考にご覧ください!

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