蛍光灯IoTの可能性は無限?!|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

蛍光灯IoTの可能性は無限?!|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

ソフトバンクと東急電鉄の連名でユニークなプロダクトのプレスリリースが舞い込んできました。
株式会社MOYAIが開発、特許を持つLED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube」を5月31日から6月30日までの1カ月間、東急大井町線に試験導入するというものでした。

IoTubeはLED蛍光灯に防犯カメラと4Gでのデータ転送機能が備えられたもので、遠隔からリアルタイム映像データあるいは過去画像データを取得できるIoT機器です。なるほど、蛍光灯一体であれば、常時点灯させておく場所であれば電源の確保ができますし、しかも蛍光灯は天井に取り付けるものでしょうから、上部からそれなりの範囲を見通せます。
そこにいる人たちを捉えることができる、防犯カメラを設置するのに適した場所といえますし、蛍光灯の灯りが照明代わりに被写体を照らしますので、それこそ色々なものが鮮明に撮影できることでしょう。これはすごいアイデアだと感じました。

蛍光灯にカメラを備えたIoT機器「IoTube」
蛍光灯にカメラを備えたIoT機器「IoTube」

IoTubeはまだ試作段階にあるようで、今回の試験導入ではIoTube本体の強度や画像の撮影角度、電波状況を確認することが目的となっていました。これを元に東急線各車両への本導入に向けた仕様の検討が行われるそうです。

東急電鉄では2015年度からすでに鉄道車両内への防犯カメラ設置を進めており、2018年度末時点で全156編成中(8500系は除く)57編成(36%)に設置しているそうです。しかし、設置されたカメラの記録映像を確認するには、車内のカメラから記録媒体を抜き取って事務所などに持ち帰り、専用パソコンで行っていました。なんとずいぶんアナログな方法で映像確認しているんですね。

車内防犯カメラ設置例
車内防犯カメラ設置例

今回開発されたIoTubeを使えば、事務所などの遠隔地から記録映像を確認することが可能になり、車内トラブル発生時における対応の迅速化に貢献できます。というか、蛍光灯を付け替えるだけで防犯カメラになるIoT機器として、色々な場所に設置できそうです。

筆者も、日ごろから蛍光灯なんて気にも留めていませんでした。まさか蛍光灯にカメラが付いていて、そこから監視されているなんて、想定もしていませんでした。
画期的なアイデアだと思いますが、同時にプライバシー問題でも色々と議論がでてきそうです。

ソフトバンクプレスリリース
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190530_01/

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