Personal Vault

MicrosoftがOneDriveの厳重保護フォルダ機能「Personal Vault」を発表|池端隆司のモバイルジャンクション

スマートフォンで撮影した写真のバックアップや各種ファイルを保存するクラウドサービスなどは多々ありますが、皆さんはどのようなサービスを使っているでしょうか?
iOSだとiCloud、AndroidだとGoogleドライブといったところではないでしょうか?

筆者は日頃から様々なデバイスを使っており、iPhone、Android、Mac、WindowsPCなど場所や用途により使い分けております。
これらのプラットフォームで使えて、スマートフォンからWi-FI接続時にのみオートバックアップが可能、Office関連のファイルも壊れず使えるOneDriveを使っております。

OneDriveがよりセキュアにアップデート

Personal Vault

米Microsoftが6月25日(現地時間)にOneDriveの新機能「Personal Vault」を発表しました。オーストラリア、ニュージーランド、カナダでまずは開始されて、年内には他の国のユーザーにも解放されるとのことです。

このPersonal Vaultは、OneDrive内に「Personal Vault」というフォルダ同様のスペースを用意できます。
「Personal Vault」はPINや指紋認証、顔認証または電子メール、SMSで送信されたコードなどを用意した認証方法や、身元確認の2段階でアクセスが可能となっており、万が一不正にアクセスされた場合でもより安全にデータの管理が可能な領域となっています。

今まで通りOneDriveアプリやブラウザからアクセスは可能ですが、これらのロック解除操作が必要となってきます。
スマートフォン用のOneDriveアプリは、スマホカメラで撮影した写真や動画をこのPersonal Vaultに直接保存することができるようになります。端末本体のストレージに保存しないので、よりセキュアに管理ができます。

Personal Vault

直接保存が可能ですが、アクセスする時だけではなく、アクセス中のファイルも一定時間操作を行わないと自動ロックされるので、再アクセスには改めて再認証が必要となります。

Personal Vault

利用用途を考えてみた

スマートフォンアプリやWEBサイトが多様化し、OCR(光学的文字認識)機能を使用して年齢確認やクレジットカード登録などを行うECサイトや銀行口座開設アプリ、メッセージアプリ、マッチングアプリ、喫煙者向け会員サイトが増えてきました。

皆さんのスマートフォンの写真フォルダに、免許証の写真やクレジットカードの写真など入っていないでしょうか?

他にも、銀行振込を行う為に振込口座番号が記載された振込用紙の写真や、パスワードなどの写真など。スマートフォンのカメラの進化に伴い、カメラをメモがわりに利用する機会が増えたと思います。
ご自身の写真フォルダを見返して、該当する写真がある方は是非利用してみてください。
年末までにはグローバルな利用が可能になるとのことです。

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