Reno 5G。ペリスコープカメラはデジタル60倍ズームも可能。カメラで選ぶならこれだ

5Gスマホが次々登場!15モデルを一気に紹介。日本発売もある?|山根康宏のワールドモバイルレポート

7月末に行われた音楽イベントで、ソフトバンクはソニーとシャープの5Gスマートフォン試作モデルを使った体験サービスを提供した。海外で続々と始まっている5Gサービスの足音が、いよいよ日本にも聞こえてきたのだ。

とはいえ国内メーカーの数が減っている今、日本で本格的に5Gが開始される2020年には海外メーカーの5Gスマートフォンが多数販売されることになるだろう。

5Gスマートフォンはすでに海外で販売が始まっている
5Gスマートフォンはすでに海外で販売が始まっている

4Gが開始した時はスマートフォンの対応が遅く、機種の数も少なかった。しかし5Gスマートフォンはすでに10機種以上が発売または発売予定になっており、来年にはその数は倍くらいになっているだろう。つまり日本で5Gが始まるときには、5Gスマートフォンを選べる状況になっているはずなのだ。

では5Gのスマートフォンはどのようなものが現時点でアナウンスされているのだろう?
2019年7月時点でアナウンスされている5Gスマートフォンを見てみよう。

1.サムスン:Galaxy S10 5G

スマートフォンシェア1位のサムスンのフラッグシップモデルでもあるのがGalaxy S10 5Gだ。
6.7インチディスプレイにクワッドカメラ、フロントデュアルカメラとスペックは最上級。5Gを開始した韓国やヨーロッパでも販売されている「5G標準機」とも言える存在だ。

Galaxy S10 5G。5G開始キャリアがこぞって採用する
Galaxy S10 5G。5G開始キャリアがこぞって採用する

2.LG:V50 ThinQ

トリプルカメラはワンボタンで3つの画角(超広角・広角・望遠)を同時に撮影可能。
外付けのデュアルディスプレイカバーを取り付けると、6.4インチのディスプレイを2枚備える折りたたみスタイルになる合体端末。

LG V50 ThinQ。デュアルディスプレイをつけた姿
LG V50 ThinQ。デュアルディスプレイをつけた姿

3.ファーウェイ:Mate 20 X(5G)

ファーウェイのビジネスユーザー向け大画面モデル「Mate 20 X」を5G化したモデル。
7.2インチの巨大なディスプレイは5Gスマートフォンの中で最大サイズ。ペンを使った手書きもできる。

Mate 20 X(5G)。大型画面が特徴だ
Mate 20 X(5G)。大型画面が特徴だ

4.ZTE:Axon 10 Pro 5G

5Gのネットワークベンダーとしても有名なZTE
スマートフォンはここのところ劣勢だが、5G基地局などとセットでキャリアへの売り込みを図る。

Axon 10 Pro 5G。ZTEのスマートフォン巻き返しも期待したいモデル
Axon 10 Pro 5G。ZTEのスマートフォン巻き返しも期待したいモデル

5.Nubia:mini 5G

ZTEの関連会社であるNubiaは腕時計スマートフォンや両画面スマートフォンなど意欲的な製品を次々と出している。
5.65インチと小型画面の本体は片手でも楽に持てるサイズ。他社と差別化されたモデルだ。

Nubia mini 5G。小型サイズを好むユーザー向けの5G機
Nubia mini 5G。小型サイズを好むユーザー向けの5G機

6.OPPO:Reno 5G

ハイブリッド10倍ズームレンズを搭載するカメラフォン。5Gスマートフォンの中では現時点で最高のカメラ画質を誇る。スイスで発売になるなど海外キャリアの採用も進んでいる。

Reno 5G。ペリスコープカメラはデジタル60倍ズームも可能。カメラで選ぶならこれだ
Reno 5G。ペリスコープカメラはデジタル60倍ズームも可能。カメラで選ぶならこれだ

7.シャオミ:Mi MiX 3 5G

スライドボディーを採用し、フロントカメラを隠す全画面ディスプレイを採用。
シャオミらしく価格を抑えコストパフォーマンスに優れた製品である。

Mi MiX 3 5G。めずらしいスライド機構を採用、10万円を切る価格も魅力
Mi MiX 3 5G。めずらしいスライド機構を採用、10万円を切る価格も魅力

8.Vivo:NEX 5G

海外ではOPPOのライバルとして世界シェア上位グループに位置するVivo
ハイエンドスマートフォンを5Gに対応させたモデルがこのNEX 5Gだ。カメラは収納式。

NEX 5G。ポップアップするカメラが特徴。ベースモデルがハイエンドなので、5G化して登場する
NEX 5G。ポップアップするカメラが特徴。ベースモデルがハイエンドなので、5G化して登場する

9.Vivo:iQOO 5G

VivoとOPPOはスペックよりもカメラ機能に特化したモデルが多かった。
iQOOはVivoのそんなイメージを打ち破るハイスペックなゲーミング端末。5Gのクラウドゲームに最適な製品である。

iQOO 5G。5Gをゲームのために使いたい、そんなユーザーをターゲットにした製品
iQOO 5G。5Gをゲームのために使いたい、そんなユーザーをターゲットにした製品

10.OnePlus:7 Pro 5G

海外でひそかに人気なOnePlusはハイスペックスマートフォンに特化したメーカーだ。
最新の5Gサービスに対応した製品を出すのも当然。スペック命なら選択肢はこれ1つしかない。

OnePlus 7 Pro 5G。フロントカメラ収納式で6.67インチディスプレイもフルに使える
OnePlus 7 Pro 5G。フロントカメラ収納式で6.67インチディスプレイもフルに使える

11.レノボ:Z6 Pro 5G

PCメーカーのレノボは傘下にモトローラのスマートフォンを持っているが、5G端末は自社ブランドで展開。
5GノートPCも手掛けるだけに、相乗効果で「5Gといえばレノボ」をアピール。

Lenovo Z6 Pro 5G。クワッドカメラに6.39インチディスプレイを搭載。レノボの先進性をアピールする製品
Lenovo Z6 Pro 5G。クワッドカメラに6.39インチディスプレイを搭載。レノボの先進性をアピールする製品

そしてひそかに話題のディスプレイが曲げられる「折りたたみスマホ」も5G対応モデルが登場予定である。

12.サムスン:Galaxy Fold 5G

ディスプレイの不具合で発売がいったん中止になってしまったGalaxy Fold。その5G版も用意されている。
韓国で発売予定とのことだが、登場時期は未定。先進的な製品だけにぜひ発売してほしいもの。

Galaxy Fold 5G。写真は4G版だが見た目は同等。この先進的な製品はぜひ出してほしい。
Galaxy Fold 5G。写真は4G版だが見た目は同等。この先進的な製品はぜひ出してほしい。

13.ファーウェイ:Mate X

Galaxy Foldとは逆に、ディスプレイを「山折り」するデザイン。
閉じた状態もスリムで両画面が使えるなど、スマートフォンのあり方を変える製品だ。

折りたたんでもポケットに入るスリムな形状。年内登場予定。
折りたたんでもポケットに入るスリムな形状。年内登場予定。

さらにはキャリアも自社ブランド5Gスマートフォンを早くも投入予定だ。キャリア品は5G回線とのセット販売用に安い価格で販売される予定で、大手メーカーの5G端末より価格も引き下げられる予定だ。
既存の4Gユーザーが5Gへの乗り換えを悩んでいるときに、「この端末なら月々の支払いは今と変わらない」といったセールストークで5Gへの移行を促す商材となるわけだ。

14.チャイナモバイル:先行者X1

世界最大、7億を超える加入者を誇るチャイナモバイル
2020年に本格開始する5Gに向け、ユーザーを一気に5Gへアップグレードさせるための戦略的なモデルだ。

先行者X1。キャリアモデルで価格を抑えながらもスペックは高い。中国の5G標準機となりそうだ
先行者X1。キャリアモデルで価格を抑えながらもスペックは高い。中国の5G標準機となりそうだ

15.Orange:5G端末

フランスのキャリア、Orangeは自社ブランドスマートフォンを多数展開している。5G開始時にも同様の製品を投入予定で、1000ユーロ以下で提供される予定という。
なお製造はZTEと言われており、5Gの無線周りの性能も問題なさそうだ。

Orange 5Gスマートフォン。5Gユーザーを増やすためのキラー製品である。
Orange 5Gスマートフォン。5Gユーザーを増やすためのキラー製品である。

日本で発売される機種は?

日本の5G開始時にはソニー、シャープ、サムスン、ファーウェイあたりの製品が投入されるだろう。またOPPOやLGもせっかくある5G機を日本に投入しない手はないはずだ。さらに2019年下半期にも出てくるだろう新製品も日本で販売されるかもしれない。

これから出てくる5G端末のうち、どの製品が日本で発売されるかを想像するのも楽しいものだ。

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