アプリ分析プラットフォームApp Ape(アップ・エイプ)を手がけるフラー株式会社は、日本のスマホユーザーのアプリ利用の実態をまとめた「App Ape モバイルマーケット白書」を発行。白書は2018年1月から12月にApp Apeが収集したアプリの利用データを集計・分析したものです。コチラから無料でダウンロードできます。
■平均アプリ数は82、でも実際に使用しているのは3割
同白書によれば、国内スマホユーザーが所持するスマホアプリ(2018年1月〜12月)の平均は約82個。でも実際にユーザーが主体的に利用しているアプリ数は約25個と利用率は約30%しかありませんでした。7割のアプリはインストールしたまま使われていない実態がこの数字から読み取れます。なんて、もったいない!
■利用アプリの内訳
アプリのカテゴリ別所持と実利用アプリ数(2018年1月〜12月)によれば、最多はスマホを買ったときから入っている(プリインストール)ことが多い「ツール」カテゴリの19.5個で、実際の利用アプリ数は4.5個。ショッピング系アプリは所持数3.3個に対し利用が2.4個、音楽は所持2.9個に対し利用2.1個、ゲームが所持5.5個に対し利用3.3個と高い傾向にあるようです。スマホ製造メーカーやアプリ開発者はこれらの数値からよく使われているアプリの機能などをベンチマークして、開発に役立てているようです。ふむふむ。
■モバイルマーケット白書、その他のデータ
その他、白書に掲載されている中身は以下の通りです。
1. スマートフォン利用人口とOS比率
2. 月間平均利用アプリ数
3. モバイルアプリカテゴリー別分析
4. カテゴリー別TOP10アプリの市場占有率
5. 性別・年代別の利用カテゴリー
6. 月別の性別・年代別アプリ利用動向
ー などが紹介されています。
■アプリユーザーを理解するためのサービス、App Ape
App Ape(アップ・エイプ)は、フラー株式会社が運営するスマホアプリの実利用データを提供する、分析サービス。「テレビやラジオの聴視聴率情報のスマホ版」というコンセプトのもと、どのアプリがいつ・誰に・どのくらい使われているかといったデータを閲覧することができます。データは国内のみならず、世界7カ国に対応。スマホアプリの実利用データに加え、ストア情報や属性情報など横断的なデータも提供していて、アプリ開発会社や広告代理店・金融機関など、アプリに関わる国内外5,000社以上の企業・団体が利用しています。
App Apeの詳細ページ:https://ja.appa.pe/
App Apeモバイルマーケット白書のプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000005362.html
参考URL
https://lab.appa.pe/2019-08/app-ape-mobile-market-white-paper.html
https://fuller-inc.com/