【25日まで】必要に応じて広げる、たためる！2019年グッドデザイン賞受賞の置き配バッグOKIPPAとは？ミッドタウンで展示中

必要な時だけ広げて、在宅時はたたんでしまう…ありそうでなかった簡易宅配ボックス！

物流系ITスタートアップのYper株式会社(以下「Yper」)が開発する置き配バッグOKIPPAが、公益財団法人 日本産業デザイン振興会が主催する「2019年グッドデザイン賞」（Gマーク）を受賞。審査員が選んだ「私の選んだ一品」にも選出され、10/2～10/25まで東京ミッドタウンにてOKIPPAを展示中です。

■OKIPPAとは？
OKIPPAは、手のひらサイズの置き配バッグ(簡易宅配ボックス)と専用アプリで、宅配の再配達をなくすことができるサービス。2018年9月中旬の発売開始から累計販売数は13万個を突破しています。

置き配バッグは、通常の置き配(宅配物を玄関前にダンボールのまま置く方法)と頑丈な宅配ボックスの中間に位置し、スペースのない場所にも手軽に宅配ボックス環境を提供できるのがポイント。玄関口に固定する専用ロックと内鍵(南京錠)が付属しており、通常の置き配と比較し、盗難や個人情報漏洩のリスクを大幅に低減できるのが特徴です。収納時は手のひらサイズまで折りたたみ可能なので、工事不要。女性でも簡単に取り付けが可能です。

さらに、専用のOKIPPAアプリと併用することで、OKIPPAバッグに荷物が預入されるとアプリに通知が入る仕組み。万が一、再配達になった場合も再配達依頼をアプリから簡単に完了することができます。盗難が心配な場合には、プレミアムプランの一つである東京海上日動と共同開発した専用の「置き配保険」（盗難補償）も利用できます。

2018年12月に日本郵便と共同で、東京都杉並区1,000世帯で実施した実証試験では、再配達を約61%削減することに成功しました！実証実験の詳細はこちらも参照ください。

■OKIPPAの3つの特長
１）吊り下げ式
OKIPPAバッグ最大の特長は「吊り下げ式」。この方式により、貴重な玄関前スペースを占領せずに、手軽に宅配物の受け取り環境を作ることが可能です。

利用していない時にはコンパクトな状態で玄関口に吊り下げて置くことが可能。この吊り下げ式にすることで、玄関口のスペースが十分に確保できない都市部の住居でも宅配ボックスを設置することが可能になりました。

個人宅にある宅配ボックスは、戸建て新築時に導入する固定式の宅配ボックスが主流でしたが、これまでの普及数は全メーカー合計で25万個ほど。
実際、株式会社オープンハウス・アーキテクトによると、1都5県(神奈川、埼玉、千葉、静岡、愛知)に年間3,300戸ほどの戸建住宅を販売していますが、同社の新築戸建でも宅配ボックスの設置率は約1%に留まっているのだとか…。設置数をいかに増やすことができるかが、再配達削減への重要なポイントになっています。

２）10万個でもバッグは一点一点手作業

今年6月に実施したOKIPPA 10万個無料配布キャンペーンもあり、一気に全国10万世帯以上に普及したOKIPPAですが、実はバッグは一点一点ハンドメイドなんです。

開発当初は、構造をシンプルにしてさらに低価格で商品を提供する案もありましたが、長期的に再配達率を下げるには、長期使用に耐える耐久性や使い勝手を重視したとのこと。

今後、OKIPPAが約65万個普及すると、年間のOKIPPAでの荷物吸収個数は全国のコンビニでの荷物引き取り個数と同等かそれ以上になる見込みとのこと。既に目指すべき頂の一つが、彼らには見えているんですね！応援したくなってきます。

３）再配達率の低い配送網の構築

OKIPPAは単に「宅配ボックス」の製造・販売が目的ではなく、再配達率の低い配送網の構築までを目指すプロジェクトです。

宅配バッグと専用アプリを利用することで、ポリエステル製のバッグで万が一、盗難が発生した場合も商品の補償を可能としました。補償制度があることで、荷主である通販事業者や実際にOKIPPAに荷物を預け入れる配送会社にも、安心して利用できる環境整備を目指しています。

■OKIPPAバッグ＆専用アプリ

詳細は購入サイトにて確認してみてください。
実物を見てみたい方は、「私の選んだ一品 -2019年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」展もチェック！