こんにちは。浅井企画のお笑い芸人エーデルワイス門田です。
スマートフォンを新しくするにあたり銀座の有名店に開店前から並んだのですが、100人ほどの行列の中で日本人は僕一人だけで、あとは全部中国の人。
前もって購入予定の商品を聞きに来た店員さんは僕の顔をみて一瞬固まり、ゴクリと唾を飲み込み、恐る恐る「どれをご購入されますか?」と日本語で話しかけてきました。
僕はクイズ番組の司会者のようにじっくり間をあけたあと「正解!」とでもいうかのようなテンションで「黒の128GB!」と日本語で答えました。
あのときの店員さんのホッとした表情が忘れられません。ナイスホスピタリティ。
ねこを集めて観察、癒しのゲームアプリ「ねこあつめ」
そうして手に入れた新しいスマートフォンで夢中になっているゲームが「ねこあつめ」。
癒やしゲーム
庭におもちゃを置いてねこを集めるゲームなんですが、こんな癒やしゲームにハマるなんて疲れてるのかしら。
そんなことはない。
同窓会の二次会終わりには毎回、家族のもとに帰ろうとする元クラスメイトに「ねーえー!昔みたいに朝までカラオケいこーよー!ねえってばー!」と半泣きで絡むほどのやんちゃぶりだ。
疲れてるのかもしれない。
キャッシュレスどころの騒ぎじゃない
ゲームが始まると、何も置かれていないお庭が現れます。
僕の家ということなんでしょうか。
子供の頃からマンション暮らしなので庭に憧れていました。
しかも縁側まである。
縁側といえば綾瀬はるか演じる干物OLが上司である藤木直人と秘密の同居生活をする人気テレビドラマで、缶ビールをプハーとやっていた憧れの場所。
なんだっけな、あのドラマのタイトル。
アプリのインストールだけで「いつか欲しかったもの」を2つも手に入れてしまいました。
お得度で言えばキャッシュレス決済どころの騒ぎじゃない。
いよいよ ねこあつめ
次はお買い物です。
猫ちゃんがゴロゴロしたくなるような遊び道具を購入します。
購入と言ってもお金で買うのではなく、にぼしと物々交換。
となると店主も猫かもしれません。
もはや人間は僕だけの可能性も出てきました。
なんてかわいい世界。
おすすめされるがままにゴムボール(赤)を購入。
置く場所も決められるんですね。
餌を仕掛けて猫ちゃんを待つと
きた!
第一庭猫発見!
しろねこさんです。
赤いボールで遊んでくれてます。
ねこてちょうに垣間見る苦悩
ねこてちょうを開くと、これまで遊びに来た猫ちゃんの情報を見ることができます。
しろねこさんは「おっとり」とした性格のようです。
「せんとうりょく」なんていう物騒な項目もあります。
これを見て「集めたねこたちを戦わせたりするのかな、それだったらちょっと嫌だな」と思ったりしたのですが、どうやらそんなことはなさそうです。
争いのない優しい世界。
ねこちゃんはアップデートのたびに追加され、現在は40種類以上おり、それぞれ性格が違います。
しろねこさんの「おっとり」から始まり、「つんでれ」「ふしぎちゃん」「やんちゃ」「ワイルド」「しっかりもの」などなど個性豊か。
中にはこんなのも
「泰然自若」
急に堅いね!!
【たいぜんじじゃく】
何事が起こっても落ち着き払って、少しも動じないさま
とのことです。
ちなみに他の猫の性格には「おっとり」だけでなく「まったり」「のんびり」「スローライフ」などもあり、その一つ一つに「ほぼ一緒!!」とつっこむのも楽しみ方の一つ。
見て!うちの庭
やってくる猫ちゃんたちはゴロゴロし終えて帰っていくときに「お礼にぼし」を置いていきます。
かりかり(餌)を食べてにぼしを置いていく
この世界ではにぼしが完全にお金の役割を果たしているようです。
そうして貯めたにぼしでまたおもちゃを買って配置することで、たくさんの猫ちゃんたちを庭に集めることができるのです。
こんな感じ!
かわいー!!!!
見えづらいけど後ろのダンボールからも1匹顔だしてます。
僕は最初、どちらかといえば犬派だったので「いぬあつめ」だったらいいのになあ
なんて思ってたんですよ。
でも間違ってました。
朝目覚めて庭見て、野良犬が6匹もいたら悲鳴あげます。
ねこってあつまったときかわいさが増していくんですね。
高校生の頃、友達と江戸川の土手でバーベキューをしていたら背後に気配を感じ、振り返ると野犬5頭に囲まれていたことがあります。
あれは5匹じゃなく5頭だった。当然肉は奪われたし端っこの1頭は僕のリュックを踏んでいて、中に入っていたMISIAのCDはケースが割れていました。
一方ねこって集まれば集まるほど可愛さが増すんですね。
だからこのゲームはねこじゃなきゃダメなんです。
ファンもかわいい
もう一つかわいいところがあります。
それはこのアプリのレビュー画面。
ほとんどが★5をつけているので平均4.4という驚異の数字を叩き出しています。
そしてみんなが(*^^*)や(*´∀`)といった顔文字を使いながら「癒やされたー」と書いています。みんなほっぺがポってなってる。
汚い言葉ばかりのインターネットの中で一番空気の澄んだ空間かもしれません。絶景。
インターネット世界遺産みたいなものがあったらここを認定したいくらいです。
僕はいまこれを近所のショッピングモールのフードコートで書いています。
もっともっとねこあつめの可愛さを語りたいのですが、蛍の光が流れ始めたのでこのへんで終わろうと思います。
それにしてもあのドラマのタイトルなんだっけな。
このゲームの評価
【仲良くなった猫がくれるたからもの実用度】…1点
【犬派が猫の魅力気づいちゃう度】…10点