プログラミング教育を変える!ITベンチャーの挑戦【後編】 ~子どもが夢中になれる教材づくり~|上松恵理子のモバイル教育事情

プログラミング教育を変える!ITベンチャーの挑戦【後編】 ~子どもが夢中になれる教材づくり~|上松恵理子のモバイル教育事情

前編はこちらからご覧ください。

「コンテンツを拡充することばかりを考えず、まずは良いものを作らなければダメ」と考えている水野さん。教材にもこだわりがあるという。

ある程度の年齢になると女の子はプログラミングに飽きてしまうという話を聞いたことがある。ライフイズテックの教材「テクノロジア魔法学校」にはディズニーの音楽を使ったり、人気キャラクターを使ったりしていることもあるのか、ここでは女性のユーザーが5割から6割学んでいるそうだ。

ディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」
ディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」
プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」
「テクノロジア魔法学校」の学習の様子。プログラミングでランタンを作り、飛ばす学習。

ライフイズテックの教材「MOZER(マザー)」についても聞いてみた。
MOZERはインターネットさえあればブラウザ上で動く教材で、アメリカやアフリカでも展開されているという。
コンセプトは、“教材がつまらないものであってはならない”ということ。
ゲームくらい楽しくなければならないという。実際、子どもたちはリッチなゲームをやっているケースも多い。子どもだましみたいな感じではダメで、ゲームを超えるゲーム以上のものを作らないといけない。

MOZER

水野さんは
「子どものニーズと能力と目標にあったものがどういうものなのか、研究もしなくてはなりません。そのためには資金が必要。資金提供を受けることにより活動を広げ、先生の働き方を変えたい。テクノロジーを中心にして変えていきたいのです。」
と話した。

また、事業部長の丸本さんは
「できれば先生のコミュニティーも作っていきたいですね。学校を作るのもいい。先生方には知見が山ほどあるのにもったいないですし、忙しくて教材に落とし込む時間もあまりないんですよね。
今、プログラミング教育必修化に対しては文部科学省や内閣府が主導でやっていますが、大学ではAI人材の教育も必要なのでPythonも教育しなければなりません。小学校では2020年の必修化に対応しようと動いています。そんな中、大変なのは中学校・高校です。
中学校は結構困っています。その1つの原因として教材がないという事例もあり、テキストコーディングもできない。コードを学びながら打っていく形になっていない大人の教材を使って学んだ結果、プログラミングが嫌いになる子どももいます。」
と語った。

プログラミングの作業を中心として考えているのではなく、モノづくりの大事さがやはり根底にある。

「先生方が参加できるキャンプなども実施していかなければなりません。結局のところ、プログラミング教育に一斉教育は向いていないと思っています。それに、先生方が生徒たちに教えやすい仕組みづくりも大事ですね。そのためには、プログラミングでプロダクトを作る体験をもっと提供していきたいと考えています。
例えばパン屋さんを繁盛させるためのホームページや、部員を入れるためのサッカー部のホームページを作るなら、もっと魅力のある内容にしたいと思うでしょう。そして、上手く魅力のあるものが作れたら、自信を持てるようになる。
そういう、プロダクトを作る本当の楽しさを先生方は知らないかもしれません。やはり楽しさを伝えていきたいし、先生方それぞれ、個別に最適化するということもしていきたいと思っています。」
という。

先生も学ぶ環境を提供する点、楽しくリアルな体験を充実させている点、そして何より嫌いにさせない楽しい仕掛けがある点がライフイズテック株式会社における取り組みの大きな特徴。水野さんは、今後もキャンプの実施など増やしていきたいと語った。

水野さんと筆者
水野さんと筆者

前編はこちらから

参考サイト
中学生・高校生向け IT・プログラミング教育サービス Life is Tech ! (ライフイズテック)
https://life-is-tech.com/

ライフイズテック株式会社
https://lifeistech.co.jp/

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