With コロナ時代における働き方と教育の概念変容|上松恵理子のモバイル教育事情

With コロナ時代における働き方と教育の概念変容|上松恵理子のモバイル教育事情

新型コロナウイルスの感染拡大により、インターネットを使った新しい働き方があちこちで行われるようになってきた。働くことの概念が明らかに変わってきている。
今は「三密」を避けなければならない時期。仕事の成果を可視化される今、ITが前提になりつつあり、教育観も変わり始めている。こういった時期にどういったことが変容するのか、概念や価値観の変容については意識するべきことである。

そこで今回は、キャンピングオフィスを提供したり、キャンプ用品を使った働き方などを提案している、株式会社スノーピークビジネスソリューションズ坂田さんにインタビューをした。ちなみに、坂田さんには4歳のお子さまがいる。

働き方の再考

坂田さんは
「『働くこと=会社に行くこと』と思っている人がいますよね。Withコロナの時代って、働くってそもそもなんだろうと考える良い機会ではないでしょうか。
今、キャンプ場でチームビルディングや働き方についてアイデアを出し合ってるんですが、そこでびっくりすることは、会社でしかパソコンを使えないようになっている事例がよくあるということです。
自分がアウトドアでも会議ができたのは、クラウドで仕事を集約し、そもそも7、8年前からどこからでも仕事ができる環境を作っていたから。父親であっても育休を取ることを当たり前のようにしていたんです。」
という。

坂田さんは愛知県の豊川市出身。電車やバスがなく、山に囲まれた生活をしていた。大学が東京だったので都会も経験。しかし、8年前に結婚し、思い切って山の中に土地を買って家を建てた。猪や猿、鹿も出る。鳥の鳴き声も聞こえるところ。
「インターネットがあるからここに住むことができました。リラックスしながら仕事ができます。」という。

スノーピークビジネスソリューションズ 坂田さんとお子様

坂田さんは、スノーピークの子会社で4年前に設立されたスノーピークビジネスソリューションズの従業員。(スノーピークは2019年、スノーピークビジネスソリューションズを完全子会社化)。
会社で1人1人コミュニケーションを取って、お互いを尊重しながら活発なチームビルディングを行っていた。チームビルディングを醸成していくうえでは、コミュニケーションテクノロジーも必須。

「チームビルディングに効果があると考えたアイデアの中の一つに、アウトドアで会議をするというものがありました。その中でスノーピークの製品には頑丈さとデザイン性に加え、永久保証があり適していました。
システム(ソフトウェア)も提供する会社ですが、システムを使うのは「人」なので、使う人たちがきちんとコミュニケーションが取れていないとシステムは動きません。システムは道具にしかすぎず、使う目的が共有されていることや、使い方の改善について積極的にアイデアを出し合ったりする風土がなければパフォーマンスはあがりません。
だから私達は「人からITを考える」というコンセプトでシステム提供を行ってきました。スノーピークはさらにその上の層にあたる「人間性の回復」をミッションとして事業を行っています。
スノーピークと関わることで、人間性豊かな人たちが生まれ、その方たちがシステムを使うことで、豊かな文明を作り上げると考えています。スノーピークはその上を行っています。アウトドアで会議をするとアイデアがどんどん出てきています。これもITを使っているおかげですね。」という。

実はインタビューにあたり、坂田さんの勤務する親会社スノーピークの会長、山井さんに聞いたところ
「初対面から、とても明るく前向きなパーソナリティ。仕事においてもシステムが仕事の問題解決にあることを理解していて、システムを超えたコミュニケーションとチームビルディングを行い、仕事をしています。」と語っていた。
しっかり仕事をこなし、会社に貢献している坂田さんなのでした。

スノーピーク 山井会長
スノーピーク 山井会長

坂田さんの思う子どもの教育方針

「ITのリテラシーを高めた方がいいですね。セキュリティに関しても重要です。SNSはテレビに出たつもりで発信の仕方に注意しなければいけません。子どもたちもテクノロジーを使いこなしコミュニケーションを取りながら、ネットで宿題を共同でやるといったことが増えてくると思います。
しかし、友達と合わずにテクノロジーで疑似体験をして、友人はネット上だけしかいない、というのは良くないですよね。そもそもテクノロジーは人間を豊かにするためのものではないかと思います。」

自宅、アウトドア、テントの様子

スノーピークビジネスソリューションズ 坂田さんとお子様

これから大切なこと

With コロナの時代については
「三密を避けて、いい空気を浴びること。感覚が大事ですね。
都会の生活と違うということは毎日痛感しています。都会はできるだけ毎日同じ状態になるように人工的にコントロールされていますが、ここは毎日葉っぱの色が違ったり、外の温度や、近くにいる虫も違います。地球が生きていると実感し、自分も生かされているということを知らないといけないと思いますね。環境に適応するアイデアを出さなければなりません。
そして今回も前向きでなければなりません。人間がこれまで伸ばしてきた、本来の能力が大事なんですよね。そこにICTがあることで、人間の能力をさらに活かして、仕事や生活を豊かにしていけると思っています。」

と述べている。
ICTのCはcommunication(コミュニケーション)のCであると改めて思った。

参考サイト:
株式会社スノーピーク
https://www.snowpeak.co.jp/

株式会社スノーピークビジネスソリューションズ
https://snowpeak-bs.co.jp/

【株式会社スノーピーク/株式会社スノーピークビジネスソリューションズ について】
スノーピークは「 人間性の回復 」をミッションに自然と人、人と人を繋ぐためのアウトドア用品の販売をはじめとして、様々な取り組みを行っています。
企業に目を向けてみると、社会が成熟していく過程のなかで、合理化を中心とした会社組織風土に行き詰まりを感じられている企業が一定数います。
人間が働くうえでは、合理化だけでは図れない、人間らしい感覚を働くなかに取り入れ、人間らしく働くことで、真に豊かな未来を作れると考えていたため、スノーピークはビジネスソリューションズを立上げています。

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