スマホ、タブレットPC、モバイルルーター、完全ワイヤレスイヤホンなど複数のデジタル機器を、日々持ち歩いている人も結構いるのではないでしょうか?かくいう私もその一人なのですが、事件は今年のゴールデンウイークに起きました。
音楽でも聴きながら、たまには気合を入れて風呂掃除をしようと意気込んで浴槽の水を抜こうとしたら、胸ポケットのiPod Touchが水没…。慌ててすぐに取り出して乾かしましたが、タッチパネルが全く反応しなくなり、ついには何度電源を入れなおしても起動しなくなりました。ゲームや大量の音楽データ、SNSの履歴も文字通り「水泡に帰した」という訳です。
「え、1契約で3台まで保証してくれる?それ、もっと早く教えてよ!」
モバイル保険の存在を知った時、思わずそうつぶやきました。
本記事では、携帯キャリアが提供する端末保証サービスやApple Careより使いやすい、モバイル保険
の魅力を詳しく解説していきます。
モバイル保険の4つの特徴
さくら少額短期保険株式会社が提供するモバイル保険には、以下の4つの特徴があります。
・1契約あたり月額700円の負担で、Wi-Fiにつながる通信機器3つまで保険適用が可能
・年間で最大10万円まで保証。何度でも保証がきく
・保険は契約者の名義に紐づき、機種変をしたときや新たに購入した時も端末登録の変更ができる。
・保険申請もスマホやPCからオンラインで簡単。申請から最短5営業日で入金可能。
それぞれの特徴について、一つずつ解説していきます。
Wi-Fiにつながる機器3つまで月額700円だけでカバー
月額700円の契約のみで、利用頻度が最も高い主端末を1台。それ以外の2台を副端末として登録が可能。保険の対象となる機器は、スマホ、タブレット以外にもノートパソコン、ゲーム機などWi-Fi内蔵の機器全般となります。保険の対象となる機器の定義は以下のとおりです。
1.日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末
2.登録時において破損がなく全機能が正常に動作するもの
3.登録時において次のいずれかの条件を満たすもの
(1)新規取得した日から1年未満
(2)新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態
※当保険の責任開始後は上記有償補償サービスの加入の継続は問いません。
なお、家族、知人、オークション等からの購入または譲渡された端末はモバイル保険には登録できません。
iPhoneとApple Watchを同時に使っている人や端末以外にモバイルルーターを利用している人でも月700円のみ。1端末あたり月額234円で加入できる手軽な価格と、長く利用できるように使いやすさを両立させた保険商品です。
モバイル保険、3大携帯キャリアのスマホ・タブレット対象の保証プランとの比較を表にまとめました。月額や負担金の有無など、どれだけお得か確かめてみてください。
主なスマホ、タブレット向け補償プラン
会社名/プラン名 | 月額(税抜) | 特徴 | 月額以外の負担金 | 利用上限 |
docomo/AppleCare+ for iPhone | 367円~950円 /2年縛り |
・機種により月額は異なる ・故障・水濡れ・盗難・紛失などトラブルをサポート ・交換電話機を宅配にて即提供 ・故障機種の預かり修理や、データ復旧をする場合の代金もサポート ・購入した機種に紐付く保険 |
必要 | 契約期間中 2回まで |
SoftBank/あんしん保証パック(プラス) | 500円(650円) | ・フィーチャーフォン、Androidスマホ、タブレット向け ・故障・水濡れ・盗難・紛失などトラブルをサポート ・交換電話機を宅配にて即提供 ・故障機種の預かり修理や、データ復旧をする場合の代金もサポート ・購入した機種に紐付く保険 |
必要 | 年2回まで |
SoftBank/あんしん保証パック with AppleCare Services | 650円~1,190円 | ・iPhone,iPad向けの保証プラン ・故障・水濡れ・盗難・紛失などトラブルをサポート ・交換電話機を宅配にて即提供 ・故障機種の預かり修理や、データ復旧をする場合の代金もサポート ・購入した機種に紐付く保険 ・Apple Watchは対象外 |
必要 | 年2回まで |
au/故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloudストレージ | 707円~1,190円※2 | ・iPhone,iPad向けの保証プラン ・故障・水濡れ・盗難・紛失などトラブルをサポート ・交換電話機を宅配にて即提供。液晶保護フィルム貼り付け済 ・故障機種の預かり修理や、データ復旧をする場合の代金もサポート ・AppleCare Servicesの製品保証を4年間提供。 ・無料iCloudストレージ(50GB)を4年間提供。 ・購入した機種に紐付く保険 |
必要 | 年2回まで |
モバイル保険 | 700円 | ・故障、外装破損、損壊、水濡れ、盗難まで適用 ・修理可能なら主端末1台で最大10万円、副端末2台合計で最大3万円を補償 ・修理不能な場合は主端末は最大2.5万円、副端末2台合計で最大7,500円補償 ・補償開始月の保険料は無料 |
補償範囲内 なら無し※1 |
制限なし |
※1補償範囲外の一例
サービス利用料や代引き、送料等の手数料/データ復旧/内部点検費用や修理報告書等の書面発行手数料/システムのアップデートなど
※2機種により月額が異なる。使い方サポート(月額590円)と同時加入なら月額料金から380円割引
Apple提供のApple Care+For iPhoneの場合は購入後30日以内の加入、2年契約、一括払いのみの条件で機種により14,800円~22,800円です。詳細はコチラをご確認ください。
キャリア会社が提供している補償プランやAppleCareなどのメーカー補償の場合、機種によって月額が違う、故障時に負担する負担金も機種によってバラバラ、また紛失や盗難には別のブランに入らなくてはならない等、条件や価格が細かく、修理等を依頼した際に総額いくらかかるのか、すぐに理解するのが難しくなっています。
年間で最大10万円まで何度でも補償
下の表にも記載していますが、主端末が修理可能だった場合は最大10万円までの修理費用が補償として支払われます。副端末の修理の場合は最大3万円。
修理不能や盗難で端末の買い替えになった場合も、主端末なら最大25,000円。副端末なら7,500円まで補償してくれます。副端末を2台登録していた場合は、2台分の合計での最大金額となります。
さらに、主端末に登録している機器をモバイル保険と提携している正規店(リペアパートナー)で修理を依頼した結果、修理不能で端末交換になった時は全額支給。非正規店で修理不能だった場合でも、最大25,000円まで支払われます。補償が手厚いのも、モバイル保険の良さといえます。
機種変にもしっかり対応。同じ契約でずっとモバイルライフをサポート
回線契約名義ではなく、登録者名義の保険なので機種変更やMNPにもスマートに対応。マイページから登録機器を変更することで、新たな契約不要で保証を継続することができます。なお、補償対象端末から一度削除した端末の再登録、新規のお申し込み、別契約への追加登録はできないのでご注意ください。
大手キャリアの保証プランの場合、最新機種だと月額だけでも1,000円を超えることがありますが、モバイル保険ならずっと月額700円のみです。長く契約すればする程お得な保険商品です。
保険金の申請もオンラインで簡単。最短5営業日のスピード入金もうれしい!
破損や故障など、登録している機器にトラブルが発生したら以下の5ステップで保険金の申請ができます。
1.事故端末の損害状況(故障箇所を含む端末全体)を撮影
2.事故端末を修理業者にて修理のうえ代金を支払う。領収書と修理内容がわかる「リペアレポート」を取得
※修理不能の場合もその旨が明記された「リペアレポート」が必要。
3.必要書類(修理報告書、領収書またはレシート)を撮影する
4.モバイル保険のマイページから事故発生時の状況や原因を入力。用意した3つの写真をアップロードして申請完了
5.申請翌営業日より最短2日で審査完了。最短5営業日でお支払い
※審査において確認事項が発生した場合は、支払いまで5営業日以上かかる場合があります。
モバイル保険が適用になる保険適用事例
ユーザーが毎日持ち歩いて、利用するのはスマホやタブレットだけではありません。こんな機器のこんなトラブルの場合はどうなるか?気になることを質問してみました。
完全ワイヤレスホンの片方だけ紛失した、壊れた
紛失は対象外ですが、盗難の場合は保険適用になります。故障の場合メーカー修理に出した場合、端末交換になるケースが多く、その際の端末交換にかかった費用の支払いとなります。
事例としてAirPodsの場合、イヤホンの片耳が故障した場合端末交換で9,800円かかります。端末交換にかかった費用9,800円が保険支払となります。
参照:https://support.apple.com/ja-jp/airpods/repair/service
Nintendo Switch本体と追加コントローラーも対象?
Nintendo Switch本体は対象機器です。追加コントローラーは副端末としてマイページから追加することで保険対象となります。
USB接続のWi-Fiで使用しているノートPCも対象?
Wi-Fi内臓されていないノートPCは対象外です。対象機器は本体にWi-Fi、Bluetooth機能が内蔵されているデバイスに限ります。
モバイルショップで購入した中古スマホやタブレットは対象になる?
以下の条件を満たせば中古端末も対象となります。
1.国内メーカーの中古製品で、端末取得日から3ヶ月以上の販売店による保証がついている端末。
2.オークションで取得したものや、友人・知人から譲渡された端末ではないこと。
ただし、購入時に中古品であった通信端末については、メーカー保守期間が終了し交換部品が調達できず修理不能となった場合には保険金は支払われません。
まとめ
1契約で3機種までカバーできる、モバイル保険の対象機器はこれだけではありません。今までメーカーや量販店が提供しているワランティサービスの保証などで済ましていたポータブルオーディオプレイヤー、スマートスピーカー、完全ワイヤレスイヤホンなどのBluetooth音響機器も登録が可能。
家にあるWi-Fi機能、Bluetooth通信ができるオーディオ機器を3台登録したり、ゲーム機の保証をモバイル保険にまとめて登録するなど、ユーザーの保有しているデバイスに合わせた使い方ができます。
さらに、最大補償額以内なら年間の回数制限なしなどキャリアが提供している保証プランや、Apple Care+For iPhoneより圧倒的に使い勝手が良い保険サービスといえます。
生命保険や自動車保険と同じように、デジタル機器の保険も見直してみてはいかがでしょうか?