ワーケーションとICT教育【前編】オンライン教育は未来に繋がる|上松恵理子のモバイル教育事情

ワーケーションとICT教育【前編】オンライン教育は未来に繋がる|上松恵理子のモバイル教育事情

教育をICT化してオンライン教育も大切だという声を聞くことになった今日、未来にどういった目標を置き、自分なりの働き方や生き方を想定して学習をしていくのかが必要な時代になってきた。

そういった観点で、ワーケーションという言葉がここ数年、脚光を浴びることになった。政府もこの働き方は観光などにも大きく寄与するとして推進を始めている。

ワーケーション とは
「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語。働きながら休暇をとること。

そのような中、ワーケーション、働き方においてのチームビルディングなどで新潟でも著名な竹内義晴さんにインタビューを行った。今回は前後編でその内容をお届けしたい。

ワーケーションという新しい働き方

上松:竹内さんは時代の先端を行っていますよね。

竹内:先端かどうかは分かりませんが、今までだったら、なかなか体験できない働き方でしたね。でも、テレワークの拡がりで、多くの方が知るようになりました。今、妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会というところで、ワーケーションの事業開発を行っていますが、流行りのワーケーションもテレワークができてこそだと思います。でも、個人的には「観光の合間に仕事」みたいなワーケーションの捉え方にはやや違和感があるんですよね。

そもそも、企業がワーケーションを推進するには、何かしらのメリットがないとやらないですし、「リゾートで仕事」といった働き方ができるのは経営者やフリーランサーなど時間や場所の裁量がある人だけ。そう考えると、ワーケーションは5%くらいの方しかできないんですよ、実際。

上松:うわー、ワーケーションっていうとバリ島とかで海で泳いでその合間にお仕事、楽しそうと思っている人も多いかもしれませんが、確かに仕事ですからね。

ワーケーション 4つのマトリクス
ワーケーション 4つのマトリクス

竹内さんは今、新潟県の妙高という所にお住まいですよね。私、中学生の時に学校行事で全員、体育の授業で妙高に泊りがけでスキー授業に行ったんです。スキーと温泉のイメージです。数年前まで妙高パインバレーにも行って滑りました。どうして妙高に住もうと思ったんですか。

竹内:もともと出身が妙高なんですよ。就職のために妙高を出ていたときもありましたが、以前の会社でプログラミングを学び、1998年に妙高に戻りプログラマーになったんです。エンジニアやプログラマーの仕事は自分の性に合っていました。楽しかったなー。

上松:実家に戻ってきて好きな仕事ができたらバッチリですね。

竹内:でも30代ぐらいのときに管理職の仕事を任されそうになり、転職しました。しかし、転職した会社で「ストレスをかけて動かすマネジメント」を受けてしまい仕事がつまらなくなってしまった。仕事内容は変わらないのに、チームが変わるだけで仕事が面白い場合と辛い場合があることを実感したんです。

テレワークに伴う「自由と責任」

竹内:結果的に管理職をやることになったんですが、「せっかくなら、楽しく働くことができるチームを作りたい」と思ってコミュニケーションを勉強しました。今でいう1on1ミーティングなどを実践した結果、チーム作りが上手くいったんです。

その後、「人の成長を支援する仕事も楽しいな」と感じてチームビルディングを支援するNPO法人しごとのみらいを始め、2017年からは「チームワークあふれる社会を創る」が理念のIT企業、サイボウズにも副業社員として週2日、フルリモートという形で働いています。

竹内義晴 氏
竹内義晴 氏

上松:今でこそフルリモートってけっこうありですけど、その当時ってなかなか少数派ですよね。

竹内:実際にやってみると、会社では仲間がワイワイとやっていているのに、自分だけ1人っていうのは寂しいな~という気持ちがあったときがありました。でも、あの当時はあまり理解されませんでしたね。テレワークで時間と場所に制約を受けないことが枕詞として使われていたけれど、時間と場所の制約はない分、気持ち的に縛られるというのもありました(下記ページ参照)

リモートワークで場所から解放されたのに、精神的に縛られた。けどやってよかった──パリ×新潟からリモートの本音を語ってみた | サイボウズ式
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001375.html

上松:私もけっこう寂しいですよ。向こうに100人くらいいても顔が見えない中で授業をやるとメンタルやられそうになりました。

竹内:そうですね。テレワークをするためのツール自体は、今までもあったと思うんですよね。でも、ちゃんと使った人がいなかった。このコロナ禍で使い方を学んで、やっとわかったことってあるんですよね。

テレワークは自由のように見えて、裏をかえすと責任を持つことなんですよ。テレワークをするには、自律性と自主性が大事なんです。アウトプットも出さないとならないし、仕事しているふりして遊んでいたら信頼もされない。自由というのはいいようで大変なんです。

インタビューの様子
竹内義晴氏と筆者、オンラインインタビューの様子。

参考サイト
NPO法人しごとのみらい
https://shigotonomirai.com/
サイボウズ
https://cybozu.co.jp/
妙高ワーケーションセンター
https://myoko-workation.jp/


※次回のインタビュー後編では、働き方を含めた子どもたちの未来と学び方についてお届けします。ぜひご覧ください。

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