モバ大報道部Tこと豊川です。ニューノーマルの社会の到来により、飲食店や店舗を構えて集客をするサービス業の形態が大きく変わりつつあります。
いかに一か所に人を密集させずに、多くの人に利用や購入をしてもらうか。これまでの社会常識からすると矛盾と思われる難題の解決を目指して、さまざまなサービスが新たに生まれています。
今回は、「スマホだけで研修が受けられるツールがある?」というリリース情報が気になったので、Zoomを介して株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン(以下、H&G)様に「グローイング・モバイル」というツールのお話を聞いてみました。
グローイング・アカデミーからグローイング・モバイルへ
豊川(T):まずは、御社の沿革から教えてください。
広報担当Sさん(S):はい。当社はサービス業向けの研修教室「グローイング・アカデミー」を全国で5か所運営しております。弊社の代表取締役社長である有本が日本マクドナルド社の「ハンバーガー大学」、ファーストリテイリング社の「ユニクロ大学」などを経験して得た「人財育成のノウハウ」を活かし、独自の研修システムとしてスタート致しました。
スマホやタブレットで学習できる「グローイング・モバイル」は2014年よりサービスを開始しています。
T:スマホやタブレットの認知が一般まで広まり始めた2014年頃に、ちょうどグローイング・モバイルがサービスを開始しているのが絶妙なタイミングだなと思いました。モバイルやITを活用した研修や教育メニューのアイディアはどこから生まれたのでしょう?
集合型のスクールからスマホで学べるサービス展開へ
S:もともとH&Gでは、「グローイング・アカデミー」等サービス業に特化した教育研修、人材育成を提供しています。それ以外にも、人事の評価制度の構築支援などのサービス提供を行ってきました。
ただ、通学や集合をともなうスクールですと、どうしてもスケジュールの調整が難しい、業務優先になり、決まった研修時間の確保が難しい、という声を対象となる企業さんから頂いていたのも事実です。
T:あとは研修にかかるコスト面ではいかがでしょう?
S:はい。1回に最低でも何十人と集めると、費用の面でも負担が大きいという現実的なお悩みも寄せられていました。
教室までの移動や人が集まらなくても好きな場所で好きなタイミングで受けられ、コスト削減にもつながる研修や教育プログラム。それがグローイング・モバイルという位置づけになります。
目指したのは属人的な教育内容をなくし、全スタッフが正解を共有できる研修や教育
T:グローイング・モバイルを開始して6年(取材当時)が経過していますが、やってみて実感としてはいかがでしょう?課題や気づきについて教えてください。
S:サービス業や飲食業の教育や訓練は属人的になりやすいということです。
新人が最初に教わった店長や先輩のやり方で業務を覚えていったら、教える人により、抜け・もれ・バラつきがあり、さらには、教育に時間がかけられずできているスタッフとできないスタッフがいるという事例が多く存在します。
T:それは、アルバイトや単発仕事などで自分も経験があります。先輩Aと先輩Bでやり方が違うとか…いわゆるサービス業や現場あるあるですよね。
S:我々はそういった経験やスキルによる教育や指導の「格差」をなくすこと、全従業員が正解となるスキルやメソッドを身につけてもらうことが、弊社が目指している教育や人財育成の基本です。
T:おっしゃるとおりですね!グローイング・モバイルの機能や強みについても詳しく教えてください。
S:グローイング・モバイルの大きな特徴としては、これまで企業側が作った研修資料や映像データなどもすべて取り込むことができる点です。既存の教育資材や資産をクラウド上にアップしておけば、PC、スマホやタブレットから既存の教育や研修資料を見ることができます。
また、スタッフごとの研修の受講進捗や理解度も追えるので、新人さんや店長研修などでも対象者がどこまで学習できているか、今何のスキルを身につけようとしているのかが一目でわかる機能もそなえています。
他にも、新人研修、幹部研修などグループ分け機能やグローイング・モバイル上のチャット機能で研修後の質問やアドバイスの共有もできるようになっています。
グローイング・モバイル開始当初はアプリでの展開だったのですが、直近の大幅アップデートからは、サービスメニューをWebサイトに集約、共通化しました。
グローイング・モバイルに実装されている独自機能としては、合計3000問のクイズ形式の教育メニューがあります。手軽なクイズ形式にすることで、いつでも何度でも受講が可能です。これなら新人の方だけでなく、ベテランスタッフの方が自分のやり方を確認したり、勘違いしたままの経験やスキルを修正する用途でも活用できます。
非対面でできること、対面だからこそできること。ニューノーマルの社会で目指すべきゴール
T:ニューノーマルが日常になって以降、新卒で4月から入社された方がまだ一度も出社していない。同期入社が全員集まったことがないというお話を別の会社さんでも聞きました。
現在の社会状況と御社の事業面での課題や取り組みなどはありますか?
S:弊社のグローイング・モバイルはもちろんZoomでのオンライン研修の充実にも注力していきたいと考えています。
これまで教室ベースでやっていたものをどこまで非対面化できるか?そういった研修プログラムの改善や強化をもっと進めたいですね。
T:ありがとうございました。
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詳細はグローイング・モバイル公式サイトを参照ください。