どうも!映画監督芸人をしている門田樹と申します。ヘンテコな肩書でやっております。
映画監督芸人といったって、ただの映画好きな売れていない芸人でしょ?とお思いでしょう?
違うんです。比重が。めちゃめちゃ映画撮ってる売れてない芸人なんです。9:1で映画監督なんです。
今年だけで短編映画を8本撮りまして、映画祭で賞もらったりしてるんですよ!
その他にミュージックビデオも6本監督しております!
なぜ冒頭で可愛げのない自慢をしたかというと、これからのお話の説得力を増すためでございます。
映画監督にとってカメラは欠かせないアイテムの1つ。漫才師にとってのセンターマイク。丸の内OLにとってのタンブラー。
映画監督には2種類ございまして、機材に凝っちゃうタイプと「機材なんか関係ないっしょ、何で撮るかより何を撮るか」というタイプ。
かっこいいのは後者ですが、僕は完全に前者。
高校生の頃からデジカメ大好きで、電気屋さんのデジカメコーナーでアルバイトもしていましたし、これまで20台近くのカメラを使ってきました。
そんな僕も数年間カメラを買わなかった時期があります。それはiPhoneを持ち始めた頃。
スマホカメラの楽しさに取り憑かれ、有料カメラアプリをバンバン購入していたのでカメラ欲が満たされていたのですね。
今もiPhoneカメラアプリは大好きで、月に最低1本は新しいカメラアプリを試しています。
そんなiPhoneカメラアプリマイスター(今誕生したヘンテコな肩書)の門田樹が、意外と知られていない便利なカメラアプリをご紹介します。
サンキュービルゲイツ
「Pix」でございます。
このアプリはあのWindowsで有名なマイクロソフトのカメラアプリでございます。
OSメーカーとしてはライバルのように感じますが、あまりにも良いアプリできたから出しちゃおうかという感じでしょうか。
しかも無料なんですよ。どういうこと?気前の良さをアピールしたいんでしょうか。
さすがビル・ゲイツ。メガネ似合うね。
このアプリがリリースされたのが2016年。つまりブルゾンちえみ with Bと同期。
当初は撮影時に音が出ない無音カメラアプリとして注目を集めました。
それまでの無音カメラと違い、シャッターを押した前後でも写真をとり、それらをAIで合成してキレイな画像を作り出すという構造が当時のウリ。
僕はその頃からインストールしていたのですが、無音で写真を撮りたいときなんて眠っている我が子の寝顔を狙うときくらいのもの。
当時、独身実家暮らしだった僕がこのアプリを使用することはほとんどありませんでした。
アップデートの人間味
僕の趣味の1つに「アプリのアップデート通知に人間味を探す」というものがあります。
皆さん、アップデートの詳細って見てます?
通常は「○○のバグが修正されました」や「○○の機能が追加されました」など無機質な文言が並んでいるんですが
時々「編集部では今、愛の不時着が流行っています」といった人間味のあるコメントが添えられているものがあるんです。
有名所ではヤフーニュースさん。
こういうのを見つけると、仕事のデキるクールな上司(佐々木蔵之介)がお昼に愛妻弁当のタコさんウインナーを食べているのを目撃したような気分になって、ついついスクリーンショットを撮って集めてしまいます。
なのでアプリのアップデート内容をよく見ているのですが、これまで大した動きのなかったPixがこの1年間でとんでもない進化を遂げたのです。
おそらく開発チームに朝ドラの主人公みたいな女の子が入ってきて
「先輩たちは悔しくないんですか?あたしは悔しい、この子(アプリ)が世間に舐められたまんまで終わるなんて!」
と大演説かましてチームの空気を変えたのでしょう。
革命は2回起きている
マルチカメラ革命
革命は主に動画において起こっており、それはこれまでに2回起きています。
なんだかグーグル翻訳かけたみたいな文章になってしまいましたが
1回目は今年2月の「マルチカメラ革命」
スマホって前後にカメラがありますよね?
去年のアップデートでこのアプリは
そのカメラを2つ同時につかって動画を撮ることができるようになったのです。
同じようなアプリがiPhone11の発表会でも披露されましたが、個人的にはPixの方が気軽に使えて使用頻度が高いです。
2つのカメラを同時に使うと、撮っている自分の表情を同時に記録できるんですね。
これは僕が吊橋を渡ったときの様子。
ヘルメットにGoProをつけた若手芸人のような映像が簡単に撮れてしまうのです。
そしてお子さんを撮るときに自分の表情も収めておけば
いつか子供が大きくなったときにその動画をみて「ああ、僕はこんなに愛されてたんだな」と思い、核のスイッチを押すのをやめて世界を救うかもしれません。
世界を救うのはあなたとこのアプリなのです!!!
奇しくもブルゾンちえみも去年ユニットを解散し、藤原しおりとして環境問題や動物愛護に関わる活動を始めました。
終盤のような盛り上げ方をしてしまいましたが、このアプリがすごいのはここから。
テロップ革命
2回目の革命は「テロップ(字幕)革命」
今年4月のアップデートでこのアプリは(たぶん)世界で唯一の機能を手に入れます。
動画でのリアルタイムテロップ挿入です。
動画の撮影を開始すると、音声認識で話している内容が文字としてそのままテロップで挿入されるというすごい機能。
さきほどのマルチカメラ機能と組み合わせれば、バラエティ番組のような映像が無編集で簡単に作れてしまうんです。
YouTube番組の編集の仕事もしている僕が「ああ、この仕事は近いうちにAIに奪われるな」と思った瞬間でした。
それではこの機能の正確さを確かめるために、僕のYouTube動画をパソコンで再生し、その画面をこのアプリで撮影してみましょう。
いかがでしょうか。
この滑舌でこの精度なら皆様なら完璧に文字起こししてくれるのではないでしょうか。
みんなも推しアプリを見つけよう
このように無音カメラアプリからスタートした「Pix」が5年間で様々な機能を追加して、動画アプリとして羽ばたこうとしています。
お笑い芸人からスタートした僕が、雑学漫才・テレビドラママニア・YouTube・映画監督・カメラアプリマイスターなど様々な個性を付け加えてなんとしても売れようとしている姿と重なります。
これからもPix、そして僕は様々なアップデートを繰り返していきます。アプリストアと僕のSNSでアップデート詳細をご確認ください。
2021/08/30 アップデート詳細
記事冒頭であたかも現在は独身実家ぐらしではないかのように振る舞ってしまうバグが確認されました。今後気をつけていきます。