欲しいですよね。新しいiPhone。でも無いですよね。お金。
突然貧乏人扱いしてすみません。映画監督芸人をしている門田樹と申します。
僕は小学5年生のときにそれまで貯めたお年玉でMacintosh Performa 575を買って以来のMacユーザー。
アップル信者歴は28年になるので毎年新しいiPhoneが出る季節になると「欲しいな~」「お金ないな~」「怪しげな治験バイトしようかな~」となっているわけです。
今回のiPhone13でもヌードデッサンモデル募集に応募しかけたんですがなんとか今日まで我慢できています。
それはなぜかと申しますと「Focos Live」というアプリがあったから。
iPhone13の羨ましいところ
iPhone13の目玉機能といったらカメラの「シネマティックモード」。
これは映画のような背景のボケた動画をとれるというもの。
そして被写体の動きに合わせて自動でピントを移動することができるという機能です。
これまでも写真ではポートレート機能がありましたがそれが動画でも使えるようになった感じですね。
突然のなぞかけ
ツッコミ芸人とかけまして映画監督と解く その心は
どちらも「ボケを活かす」でしょう
そもそもなぜ背景のボケた映像って素敵に見えるんでしょう。
色々な理由がありますが、僕が感じているのは「情報がシンプルになる」から。
おしゃれな服をきた友達の動画をとろうとしたとき、場所が地元の駅だったりするとオシャレさが伝わらなかったりしますよね?
(夏木マリとかならそういうの吹き飛ばしてどこでも夏木マリの世界に変えてしまうかもしれませんが)
逆にオシャレな場所ならそんなオシャレな服を着て無くてもオシャレな動画になるはずです。
背景は画面に占める割合が大きいので、人物よりも映像に影響を与えるんですね。
そこで背景をボカし、情報を減らして被写体に集中させると
たとえ地元の喫茶店でも友達がマリトッツォさえ食べていれば
そこが代官山のオシャレカフェ(トイレの男女マークがオシャレ過ぎてどっちがどっちかわかりにくいよね)に見えてくるわけです。
これまでは高価なカメラを使わないと撮れなかった背景のボケた動画がスマホで撮れるようになったのがiPhone13。
やっぱりすごいですよね。欲しいですよね。
でも実はその動画、iPhone11や12でも撮れるんです(インカメラだけならiPhoneXでも)。
それが冒頭でお話した「Focos Live」というアプリ。
奇跡のアプリ「Focos Live」
みてよ。この評価の高さ。

「Focos Live」は1年前から存在した
基本的な機能は無料で使えます。
このアプリ1年くらい前からあるんですが、なんでもっと流行らないのかとやきもきしていました。
アプリを開くとこんな感じ。
編集と撮影ができるんですね。
ここで撮影を選ぶとカメラアプリのお馴染みの画面となりますがまだ背景はボケていません。
注目してほしいのはここ
この録画ボタンのところに出ている白いモヤモヤ。
これがカメラからの距離を計測しているデータなんです。
手前のものがより白く表示されるようになっているようです。
このデータをもとに編集であとから好きな部分にピントをあわせてそれ以外の部分をぼかすことができるようになります。
編集画面を開くとこんな感じ。
ピントを合わせたい部分をタップして
下の「レンズ口径」というメニューでボケの強さを調整することができます。
画面の中で顔が動いても自動で追いかけてピントを合わせ続けてくれます。
それではボケのありとなしを比べてみましょう。
僕の部屋の散らかり具合が気にならなくなったでしょ?
(といいつつ、本当に汚いとは思われたくないのでキレイ目の場所で映しているけど)
後ろのヨーダ人形とかは判別できないレベル。
こんな感じで部屋が散らかっているときもいい感じに仕上げてくれたりします。
これがオシャレVLOGというやつだ
さあ、それではiPhoneを持って外に出てみましょう。
上野駅で撮影したものがこちらです。
なんだか映画っぽくないですか?つまりシネマティック!
僕の顔以外はボケているので通行人が映っても大丈夫です。
ただの公衆電話がなんだか誘拐犯からの電話がかかってきそうな感じに。
ただのコインロッカーがなんだか身代金が隠されていそうに。
ただの自撮りおじさんが娘を誘拐されたお父さんのように。
見えてきません?
ちなみにこの動画、全てをFocos Liveのみで編集しています。
映像と映像の間のギュインって感じのエフェクトも簡単に作れますし
Lutと呼ばれる映画の映像編集などで使われる色設定も使うことができます。
BGMや効果音の種類も豊富で、動画編集アプリとしてもかなり優秀。
振り返れば奴がいる
そしてこのアプリのすごい機能がもうひとつ。
途中でピントが合う部分を変更できるということ。
これもiPhone13のシネマティックモードのウリの一つですね。
このように僕が後ろを向くと、ピントを壁にかかってる絵の方に移動するなんてことができちゃうんです。
これぞシネマティック!
君はどうする?
大きな画面でみると輪郭の部分は少し不自然になっているんで、このへんが許せるかどうか。
きっとiPhone13のシネマティックモードはもう少し自然な感じなのでしょう。
iPhoneを買い換える前に、このアプリで自分に本当にこの機能が必要かを見極めてみるのもいいかもしれませんね。
僕は買うけどね!!!
結婚式の代理出席してこよっと。