近未来デザインのゲーミングスマホが次々と登場|山根康宏のワールドモバイルレポート

近未来デザインのゲーミングスマホが次々と登場|山根康宏のワールドモバイルレポート

ニッチな存在ながらも海外では根強いファンのいるゲーミングスマートフォン。2022年にはいってからも次々と新製品が登場している。ゲーミングデバイスと言えばゲーミングPCが大手PCメーカーから販売されているが、派手なライティングやクールなデザインなど外観に特徴があるだけではなく、グラフィック処理能力に優れていることから最近では動画編集用途にも使われている。
ゲーミングスマートフォンも、いずれビデオ作成をスマートフォンだけで完結させたいというユーザー向けの製品に進化していくかもしれない。

さてそんなゲーミングスマートフォンの最新モデルは、性能が高いことはもちろんのこと、本体デザインもさらにかっこいいものになっている。2022年2月にレノボ、Nubia、シャオミが相次いでゲーミングスマートフォンを発表したが、過去のモデルよりもその外観はより近未来感が増している。

レノボの「Legion Y90」は背面中央に「Y」の字のデザインを取り入れている。ちなみにLegionはレノボのゲーミングPCブランドで、スマートフォンやタブレットも同じブランドを冠している。
過去のモデルは横向きに持った時に側面中央からカメラが飛び出すというギミックも持っていた。Legion Y90はそのギミックはなくなったものの、横向きに持つという背面デザインになっているのだ。

レノボのLegion Y90
レノボのLegion Y90

背面中央部の「Y」のイルミネーションはゲームの内容や、通知等によって色を変えて光る。電車の中で使っていたら否が応でも目立つだろう。またこの部分には回転式の空冷ファンを2個搭載しており、吸気と排気のために側面両側にスリットが開いている。さらにUSB Type-C端子は本体下部と側面(横に持った時の下部)にもあり、ゲームプレイしながらの充電もケーブルが邪魔にならない。
スマートフォンの持ち方を買えてしまったのがこのLegion Y90なのである。

側面には空気の通るスリットがある。横向きでも楽に充電できる
側面には空気の通るスリットがある。横向きでも楽に充電できる

Nubiaの「Red Magic 7 Pro」は「7」の数字からわかるように、Nubiaの7世代目のゲーミングスマートフォンだ。なおNubiaはZTEの傘下ブランドとなっている。
Red Magic 7 Proには透明ボディーのモデルがあり、内部が透けて見えるのがクールな印象だ。実はこのボディー構造は前々モデルから特別品として展開されていたが、いまやRed Magicの「顔」ともいえるバリエーションの1つになっている。

透明ボディーのRed Magic 7 Pro
透明ボディーのRed Magic 7 Pro

背面の左上付近を見ると何やらカラフルな色が光って見える。Red Magic 7 Proは透明ボディーの下に回転式の空冷ファンを1つ搭載しており、そのファンの下の円形ライトがRGBの3色に光り回転するのだ。冷却効果とは全く無関係だが、回転していることを視覚的に表示することで冷却しているという安心感を得られるし、これもやはり大いに目立つ。ゲーミングスマートフォンは使っていることをアピールする製品なのである。

空冷ファンはRGBのライトで光りながら回転する
空冷ファンはRGBのライトで光りながら回転する

シャオミからもゲーミングスマートフォンが登場している。「Redmi K50 Gaming」は、シャオミのコスパブランドである「Redmi」シリーズの製品だ。しかしチップセットは現時点で最速のクアルコムSnapdragon 8 Gen 1を搭載。なおLegion Y90、Red Magic 7 Proも当然だが同じチップを採用する。
こちらはメルセデス・ベンツのF1レーシングチーム、「メルセデスAMG F1(メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)」とのコラボモデルを用意している。スポーティーでスタイリッシュなデザインは近未来感を味わえるのではないだろうか。

Redmi K50 GamingのメルセデスAMG F1モデル
Redmi K50 GamingのメルセデスAMG F1モデル

ゲーミングスマートフォンは、本体側面にゲームプレイに便利な「A」「B」の物理ボタンを搭載している。Redmi K50 Gamingはそのボタンを2つずつに増やし、「A1」「A2」「B1」「B2」と4つのボタンを操作することができる。このゲームボタンは当初は超音波を使ったソフトボタンなどが搭載されたが、この1-2年で物理ボタンの搭載が標準となり、さらにボタンの数を各社が増やしている。将来はビデオ編集アプリで4つのボタンに編集のショートカットを割り当てられる、なんて進化も期待できるかもしれない。

側面のゲーム用ボタンは左右2つずつ、4つを搭載
側面のゲーム用ボタンは左右2つずつ、4つを搭載

今回紹介した3つのゲーミングスマートフォンの詳細なスペックについては語らないが、その外観を見ているだけでも「欲しい」と思う人がいるかもしれない。たとえば筆者はゲーミングノートPC「Razer」の見た目が気に入り、ゲームをしないにもかかわらずRazerのノートPCを買い続けている(ビデオ編集にも使うので性能の高さに助けられているが)。
「スマートフォンはどれも似たようなデザイン」という声も聞かれるが、ゲーミングスマートフォンはむしろ他とは違う、目立つデザインの採用で差別化を図ろうとしているのだ。

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