固定電話番号を取得する方法|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

固定電話番号を取得する方法|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

すでにプライベートでは固定電話を使わなくなってから10年以上になりますが、最近とある契約申込みの際に久しぶりに固定電話番号を求められることがありました。
過去には、固定電話番号の有無が所在の証となり、様々な契約等の手続きで求められる項目だったわけですが、すでに世の中は携帯電話が当たり前の時代。しかしこの時代になってもまだ求める契約手続きが残っていたことに唖然としてしまいます。

ともあれ、こんなきっかけから久しぶりに固定電話番号を欲しくなってしまいました(笑)。そんなところに、ちょうどタイムリーに、NTTドコモから「homeでんわ」の提供を開始というリリースが流れてきました。これはNTTドコモが2022年3月29日から開始する新サービスで、契約すれば固定回線不要で「03」などの市外局番から始まる固定電話番号を利用できるサービスなのだそうです。

通信ネットワークはLTEのモバイル通信網を利用します。LTE通信機能を備えた専用端末「homeでんわHP01」を自宅等に設置し、このHP01に市販の固定電話機を接続すればOK。固定電話設置で面倒だった設備工事も不要で、またこれまで使っていた固定電話の電話番号を継続利用することもできます。

イメージ
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じつは、以前からソフトバンクは「おうちのでんわ」、KDDIは「ホームプラス電話」という名称で、同様のサービスを展開していました。NTTドコモも追随したことで3キャリア出そろったことになります。

ということで、さっそく契約してきました(笑)。

 

サービス開始当日ドコモショップへ
サービス開始当日ドコモショップへ
窓口で契約手続き進行中
窓口で契約手続き進行中

ドコモショップで対応してくださったスタッフさんも、初めての契約手続きということで、手順についてひとつずつ確認を取りながら慎重に進めていきました。とくに固定電話番号をドコモショップ店頭で取扱うのはおそらく初めてになりますでしょうか(ドコモ光で固定電話番号は使われますが、端末に紐づけるわけではありませんので)。そのあたりで窓口での端末操作で手間取られていたようです。

店頭で新規で回線契約をされた方はご存じだと思いますが、窓口では契約候補となる電話番号の下4桁を3案提示され、その中から希望の番号を選択します。homeでんわの契約では、携帯電話番号を選び(まあ良い番号は来ませんが)、さらに固定電話番号についても同様に下4桁を3案提示され、そこから選択しました。
ちなみに固定電話番号のほうは3案が連続の番号でした。

こちらが固定電話とLTE網をつなげる「homeでんわ HP01」の本体です。

 

homeでんわHP01本体および付属品
homeでんわHP01本体および付属品
HP01背面
HP01背面
SIMカードが挿入されている。SIMピンは試供品として同梱(使う機会は少なそう)
SIMカードが挿入されている。SIMピンは試供品として同梱(使う機会は少なそう)

HP01は、モジュラージャックがあるモバイルルーターと説明すれば分かりやすいでしょうか。ですので、じつはNTTドコモのSIMカードが挿入されており、モバイル(070/080/090)の電話番号も付与されています。

あとはこのHP01を自宅等に設置し、電源を入れ、固定電話機を接続するだけ。東京23区内の住所で契約しましたので03-で始まる電話番号で発着信が可能になります。ちなみに、110、119など緊急番号への発信については、070/080/090番号での発信となるようです。

homeでんわHP01セットの販売価格は、おそらくオープン価格と思われますが、筆者の購入時は17,820円(税込)でした。月々サポートが適用され、36回分割払いにすればその支払額分が36か月間割引されるので実質0円となります。筆者は一括払いで購入しましたので、月々サポート割分が月額使用料から差し引かれ、より安価に利用できます。

homeでんわの料金プランは2つあり、基本的な通話機能のみとなる「homeでんわライト」は月額1,078円、転送電話、発信者番号表示(ナンバーディスプレイ)などの付加機能がすべて込みとなる「homeでんわベーシック」は月額2,178円となります。付加機能は必要なものを個別に付けることができますので、筆者は「homeでんわライト」を選択。
また、ドコモ回線のスマートフォンを利用していれば「homeでんわセット割」が適用され、毎月528円割引されます。従って、homeでんわライトで付加機能無しであれば、毎月550円で固定電話番号を維持できます。
筆者の場合、HP01セットの月々サポート割が向こう36カ月間、495円割引されますので、月額使用料はこの先3年間は55円ということになりますね(他にユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料は別途、2回線分かかります)。

また契約時に、契約事務手数料が2,200円かかるほか、NTT東西の固定電話番号をナンバーポータビリティすることもでき、これを利用する場合は契約事務手数料とは別途、番号継続登録料が2,200円かかります。

ちなみにFAXを利用することも可能です。通話はもはや携帯電話でやり取りする時代ですから、もっぱらFAX用に重宝するのかもしれません(FAX自体がすでに時代錯誤かもですが)。なお、スーパーG3規格およびG4規格FAXには対応していないようです。

前述のとおり、ソフトバンクおよびKDDIでは、以前から同様な固定電話サービスを提供しています。家族内、あるいは同キャリア内の通話が無料になるなどの割引がありますので、今後やむを得ず固定電話を使わなければならないという方は、発信先に応じてキャリアを選択すると良いのかと思われます。

<参考>
ソフトバンク おうちのでんわ
https://www.softbank.jp/internet/ouchinodenwa/
基本使用料 1,078円(税込)(別途ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料必要)
通話料 8.789円/3分(ソフトバンク宛は0円、ワイモバイル宛は17.6円/分)

KDDI ホームプラス電話
https://www.kddi.com/phone/homeplus/
基本使用料1,463円 (税込)(別途ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料必要)
通話料 8.8円 (税込)/3分~

HP01の電源を入れるだけで固定電話を利用できますが、やはり固定電話サービスは住所に紐づいているもの。登録された住所の基地局内に所在するかが電源投入時に確認されるようです。モバイル通信網を使うからといって、違う場所に持って行って電源を入れるとロックがかかってしまうとのこと。この場合、ロック解除の手続きが必要になるそうです。また、住所の移転は月に1回までなら手続き可能とのこと。移動先のエリアによっては固定電話番号の変更も必要になるはずです。

固定電話といえば、光回線を引いていればそれに加えて光IP電話も設置できるわけですが、この「homeでんわ」は光回線の敷設も不要で契約するだけですぐに使えます。スマホアプリを使い固定電話番号で発着信できるサービスも多数存在しますし、固定電話番号が所在や信用を明らかにするものという考え方はもはや撲滅されるべきですね。

NTTドコモ報道発表資料:「homeでんわ」の提供を開始
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/03/24_01.html

NTTドコモ:homeでんわ
https://www.docomo.ne.jp/home_denwa/

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