ほとばしるサイバー感

SNSで舐められないアイコンを作ろう 〜「お手軽サイバー感」のススメ〜

映画監督芸人の門田樹です。
先週健康診断にいき、お医者さんに「お仕事なにやってるの?」と聞かれ、ついに「映像制作をしています」と答えてしまいました。

お笑いを捨てたわけではございません。
これまでもそういうときは「フリーターです」と答えていたので。
10年前に美容院で芸人をやっていることを明かしたら、先っぽのとんがった靴を履いた美容師に「え?一発ギャグとかあるんすかw」と言われて以来、芸人であることを隠して生きています。

足りてる?サイバー感。

突然ですが、皆さん
サイバー感足りてます?
スチームパンク感といいますか、
要するにマッドサイエンティスト感。

この時点でピンと来てないということは足りてませんね。サイバー感。

今回の記事は日常にサイバー感をプラスしていこうという提案でございます。
安心してください。健康診断で違法な薬物は検出されていません。

サイバー感とはどういうことか。
こういうことです。

ほとばしるサイバー感

ほとばしってるでしょう。サイバー感。

ゲーミングPCやワイヤレスヘッドフォンの広告では、この撮り方の写真が多用されています。
あとドラマに登場するハッカーね。
僕がこのまま甘いお菓子食べながら虚ろな目でエンターキーを押して「・・・コンプリート」って言えば東京中の信号赤にできそうでしょ?

この写真、実はiPhoneで撮影しています。
意外と簡単に撮れちゃうんです。

まずは照明を2つ購入してください。
「撮影で使うやつだから1個1万円くらいするんでしょ?」とお思いかもしれませんが
僕が撮影で使ったのは1個1,400円くらいで買えるこんなのです。

LEDビデオライト

「LED ビデオライト」と検索して安い順に並べましょう。
USBで充電できて、簡単に色が変えられて便利な照明。
こういう照明って2つ買うと俄然意味が出てくるんです。
もっともっと手軽にやってみたいという方はカラーセロファンを買ってきて、今ある照明(電気スタンド・懐中電灯など)にかぶせるだけでもいいです。これなら400円くらいで揃いますね。

照明が届いたら、部屋を暗くします。
そして顔の右斜め前と左斜め前に赤と青に設定した照明を置きます。
時計でいうと2時と10時のあたり。
これだけ。
あとはiPhoneのインカメラで確認しながら照明の位置を動かし、一番ヤバく見えるように微調整します。
撮影の際はアウトカメラを使ったほうが暗所では綺麗に撮れます。

たったこれだけであなたはコードネーム・カオス。
指先一本で世界を混沌に陥れてください。

そしてこの写真をSNSのアイコンに使用することによりあなたの生活は一変するでしょう。

ツイッターのDMでママ活のお誘いが来ることもなくなりますし、
インスタのDMで怪しいビジネスに誘われることもなくなりますし、
フェイスブックの投稿にはおじさんのダジャレコメントがつかなくなりますし、
アイドルの写真付き投稿に「特定完了」とコメントするだけで一発でブロックしてもらえます。

話逸れますけど、フェイスブックのコメントってなんであんなにつまらなく見えちゃうか考えたんですけど、
あれって仕事でフェイスブック使ってる人たちがアイコンをスタジオでとったようなキメ顔の腕組み写真とかにしてるから
何気ないコメントがめちゃめちゃドヤ顔で言ってるように見えてつまらなく見えちゃうんですよね。きっと。

この照明を使えば様々なものにサイバー感をトッピングすることができます。
例えば

ただの体温計が…

ただの体温計が・・・

「ゲーミング体温計」に

ゲーミング体温計」に
プレイ時の体温をリアルタイムで測定し、冷静になるように警告してくれそうですね。

ただのルームスプレーが…

ただのルームスプレーが・・・

「デジタルフレグランス」に

デジタルフレグランス」に
アップル製品を箱から出したときのあの高貴な匂いを再現してそうですね。

ただのどん兵衛が…

ただのどん兵衛が・・・

「d-Bay」に

d-Bay」に
右腕をロケットランチャーに改造された吉岡里帆さんがCMしてそうですね。

この照明のままオンライン会議に出席することも可能です。
サイバー感により発言の重みが増し、たとえ一切いい案が出せなくても
「なるほど。一旦持ち帰らせていただきます」
と言えばエグゼクティブプロデューサーかのような雰囲気を醸し出せます。
最後にメガネをクイッとやるのを忘れないように。

雰囲気バリエーションは色の組み合わせ次第

他にもおすすめの色がございます。
青×赤はサイバー感ですが、
水色×ピンクにするとシティ感がでます。

シティ感

これは僕がデザインしたTシャツの宣伝のために撮った写真ですが、シティ感ありません?
シティ感という謎の言葉で強行突破しようとしていますが、
シティとは秋葉原ではなく、中目黒とかのイメージ。
そしてサイバー感が抜けきれてないのはモデルのせい。

緑×赤にしますとホラー感がでます。

ホラー感
リングや呪怨といったホラーではなく、楳図かずおさんとかのコミックホラーの感じですね。
決してモデルのシャツで誘導しているわけではございません。

このように照明を2つ使うことによって様々な雰囲気を手軽に演出することができます。
みなさんもサイバー感バッキバキのSNSアイコンを作成し、全てカタカナで投稿して同窓会に呼ばれなくなりましょう。

ほとばしるサイバー感
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