ユーザー数が3億人を突破したと報道された「LINE」。その秘密は何所に有るのでしょうか?弊社のポストコモニターを用いた調査を元に考察をしてみました。
差別化された「トーク(チャット)」がやはり鍵?!
ポストコ内のアプリレビューの内容を見てみると、そのオススメコメントに書かれているのは「無料通話(https://postco.jp/home/free_review/171より)。
無料がいいです(yappaneeさん)
無料で電話をかけられるのもいいです。(マキコーラ。さん)
でもそれ以上に多いのはやはり、多いのがチャット機能について書かれているコメントでした。
普通のメールやメッセージより、くだけた感じでやり取りできるのが楽しいです。スタンプも可愛い!(うえまてぃさん)
写真のやりとりなど便利に使わせてもらっています。LINEを始めて、メールをほとんど使わなくなりました。(satoeさん)
「google chat」や「Skype」など無料通話機能のアプリは多く存在しますが、やはり伸びている原因はチャット(トーク)機能の差別化がやはりキーになっていると思われます。特にチャット機能の差別化で顕著な物は「スタンプ」機能です。
約70%のユーザーがスタンプを利用
Q.スタンプを使用していますか。
LINEを利用しているユーザーのうち、約70%がスタンプを利用していると答えていました。
では、「使っている」「使っていない」と答えている方の違いは、どこに有るのでしょうか?年代別にその利用状況を分解してみました。すると、やはりスタンプを使うユーザーは「30代以下」が多く、反対にスタンプを使わないユーザーは「40代」が多く見受けられました。LINEを利用していても、スタンプ機能を利用してのコミュニケーションは、まだ40代以上まで浸透はしていないようです。
Q.スタンプを使用していますか。 (年代別)
スタンプはヘビーユーザーが収益を支えてる?!
では、これだけのユーザーに浸透しているスタンプ機能。実際にスタンプショップを覗くと、沢山のスタンプが販売されています。多くの方がそのスタンプを購入して、そしてLINEの売上に貢献しているのでは?と考え、スタンプの購買状況を調査してみました。
Q.有料スタンプを購入したことはありますか。
また、購入したことがある人は何回購入したことがありますか。
なんと結果は約85%のモニターが「スタンプを購入した事が無い」と答えていました。また、反対に15%が購入している結果になりました。また、5回以上購入した事があるモニターの割合は、1回しか購入したことの無いモニターと同じ割合でした。スタンプ1つ約100円で購入できます。その手軽感から購入頻度が上がっているのかもしれません。
依存症を生む可能性のあるLINE
様々な機能が実装され、便利になり、ユーザー数が増加し続ける「LINE」。その利用に関して、警笛を鳴らしているモニターもレビューの中で見受けられました。
コミュニケーションに非常に便利なアプリだが、それだけに大きなリスクもはらんでいる。今後のためにも早めに年齢制限を厳重にしたり対策をした方が良いと思う。使用者の数の多さだけをウリにするようなアプリであって欲しくない。たとえ使用者が減っても安心、安全なアプリを目指して欲しい。(lainloveさん)
これなしでは、友だちとのコミュニケーションはできません。最近強制終了されることが多くなった気がします(なおみんさん)
携帯電話が発売され流行した際に、「携帯依存症」という言葉がありました。コミュニケーションとしての携帯がないと不安でしょうがなくなってしまう人達をさす言葉でした。いまのLINEも同じようなことを招く危険性を持っているのかもしれません。