Yahoo!の広告からマルウェアが送り込まれて何千人も感染する事態が発生

アメリカの大手ポータルサイトYahoo.comの広告を経由してマルウェアが送り込まれ、多くのユーザーのPCがマルウェアに感染したことが判明しました。
オランダのセキュリティ会社Fox ITは、「米Yahoo!の広告サーバーから、この数日間に何十万人ものユーザーに対してマルウェアが送り込まれた」とブログ上で明らかにしました。 Fox ITによると、Yahoo!のサーバーは、広告の代わりに「exploit kit」というファイルをユーザーに配信しており、このexploit kitがJavaの脆弱性を利用してさまざまなマルウェアをインストールしているとのこと。Fox ITは、遅くとも12月30日以降、Yahoo!の利用者がマルウェアに感染し始めており、1時間あたり30万人のユーザーに向けてマルウェアが送り込ま れ、そのうち約9%が感染したと推測しています。
Javaの脆弱性を利用した新手のマルウェア。昨年の夏にも旧バージョン(Java 6)の脆弱性を悪用されたばかり。(旧バージョンのサポートは既に終了している)
Javaは元々、組み込み用途で開発されたプログラミング言語。後に、Javaアプレットと呼ばれるブラウザ上で動作可能なアプリケーションが開発可能となり普及した。現在は主にサーバサイドでの開発に用いられている。昨今、悪用されている脆弱性はJavaアプレットのコンポーネントであり、あまり使用されなくなった現在でもJavaの実行環境(JRE)にバンドルされている。
UIアイコンの最適化 – 認識速度の向上をめざして

インターフェース上のアイコンを、ただの装飾要素ではなく、その価値を高める要素にするのはどんなポイントでしょうか? 直感的であること、美的価値があること、記憶しやすいこと、それとも文化の違いを超えて知覚できること? 効果的なアイコンはそれらの特徴をいくつも持ちあわせていますが、私はあるひとつの尺度に注目したいと思います – それは認識速度、つまりそのアイコンをどれくらいの速さで発見し識別できるか、という尺度です。
すばやく認識されやすかったのは、「電卓」「カメラ」「メール」といったイコン記号、それに対し必ず一瞬の間が空いてしまうように見えたのは、「ダウンロード」「戻る」「コピー」などのシンボル記号とのこと。操作を表現するアイコンは、経験によって人それぞれ受け止め方が異なってくるので認識速度が遅くなりがちということは納得できる。スマホアプリが溢れる今、アイコンの最適化という課題は重要になっていくのだろう。
Apple、App Storeの2013年の売上高が100億ドルを突破したと発表

米Appleは1月7日(現地時間)、同社のiOSアプリストアApp Storeでの2013年の年間売上高が100億ドルを突破したと発表した。12月だけで10億ドル以上の売上高で、ダウンロードされたアプリは約30億本と、App Store史上最高だったという。 同社は“最も成功した製品”として英Kingの「Candy Crush Saga」やソフトバンク傘下のガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」などのゲームを挙げた。いずれもゲーム自体は無料で、アプリ内課金で売り上げを上げている。
12/18に米国のアプリの売上を計測している「App Annie」から『日本市場の売上が世界一になった』と報道している(参考:http://japan.internet.com/allnet/20131218/2.html)。今年は日本に関して更にアプリの市場として注目が集まると思われる。