「PCの死」と「平等なウェブ世界の終焉」は本当か? | 日刊ポスたま

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「PCの死」と「平等なウェブ世界の終焉」は本当か?

大寒波が首都圏を襲った週末。あまりの寒さで自宅に引きこもっている時に興味深い記事を発見したので紹介しよう。

スマートフォンやタブレットの普及により、昨年の PC 出荷台数は前年比で 10% 減少という記録的な下落を示した。スマートフォンやタブレットなどのモバイル・デバイスが支配すると本当に「PC の死」と「平等なウェブ世界は終焉」するのだろうか?

「PC の死」とは?

筆者自身、遅ればせながら昨年、スマートフォンに乗り換えた。自宅で PC を使う機会は明らかに減ってしまったが、仕事上では相も変わらず PC を使用している。確かに、情報を閲覧する人々にとって最早、PC は無用の長物になりつつある。デスクトップ PC からノート PC へ、ノート PC からスマートフォンやタブレットなどのモバイル・デバイスへの移行は既定路線で特に驚きはない。そもそも、インターネット黎明期から現在まで大部分の人々にとって PC はオーバースペックだったし、安価なタブレットが入手可能な今、敢えて PC を選択する理由は少ない。「PC の死」は極論だが、瀕死と言っても過言ではないだろう。

一方、情報を発信する側の人々はどうだろうか。恐らく、今後も PC を使い続けるだろう。キーボードやマウスなどの入力デバイスが未だに使われている理由と同じく、代替機器が存在しないからだ。モバイル・デバイスは閲覧には適しているが、入力デバイスには向いていない。PC はまだまだ現役なのだ。

「平等なウェブ世界の終焉」とは?

広く平等なウェブ世界の入口がブラウザからスマートフォン・アプリ(以下、スマホアプリ)へ移行する。これが原文の「平等なウェブ世界の終焉」のようだ。スマホアプリは確かに便利だし、ブラウザを使用する頻度が減ることも容易に想像できる。ただ、スマホアプリは万能ではないし、粒度が小さいため、隙間を埋める用途にはブラウザや平等なウェブ世界が不可欠だ。検索エンジンを使用しない人々にとって、流行の兆しを見せている LINE Q や nanapi のアンサーなどの Q&A アプリが検索エンジンの代替アプリになり得えたとしても、だ。

今後のウェブ世界

既に SNS のような半分閉じたプラットフォームへ移行しており、モバイル・デバイスの普及はこの流れを加速させるだろう。情報の発信者たる「業界の人々」と情報の受信者たる「普通の人々」が形成する二極化した世界は何処か懐かしい。マスメディアが支配していた世界(時代)に似ているからだ。歴史は繰り返すのか、それとも進化を遂げるのか。今後の展開を見守る必要があるだろう。

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