スマホゲームにハマるファミコン世代と返金騒動 | 日刊ポスたま

スマホゲームにハマるファミコン世代と返金騒動 | 日刊ポスたま

みなさん、こんにちは。座布団と幸せを運ぶ内田でございます。

先週は、スクエア・エニックスの「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」(以下、DQM)の返金騒動がコロプラの「クイズ RPG 魔法使いと黒猫のウィズ」、バンダイナムコゲームスの「ガンダムコンクエスト」に飛び火してしまい、スマホゲーム業界にとっては騒がしい一週間となってしまった。海外ではガチャがオンラインカジノと同等とみなされ規制されていることなどから、改めてゲーム内の課金システムの是非が問われることになりそうだ。

問われる運営側のモラル

DQM の返金騒動は、有料アイテムの「ジェム」を使う「金の地図ふくびき」という、いわゆるガチャが発端となった。上位モンスターが出現する確率が非常に厳しく設定されていたにも関わらず、上位モンスター(金の地図)の出現確率を誤認させるような画像が使われていた。

4749ec8fd4971ab5ab4442f66ebfcd57

出典: ねとらぼ

見せかけの画像と実際の確率が著しくかい離しているのは不当だとして返金を求めるユーザが現れ、実際に返金されたという画像が某巨大掲示板に投稿され、たちまち「祭り」になった。事態を重くみたのかどうかは定かでないが、批判を受けたスクエア・エニックスは、問題の画像を修正する。(下記は修正後の画像)

6b7a78914d6826aa6067799b11cad0f1

出典: ねとらぼ

修正後も上位モンスターの出現確率とのかい離が大きかったため、ネット上では「神対応」と揶揄され、騒動はさらに拡大した。このため、スクエア・エニックスはガチャを一時停止し、仕様変更後、再開することを発表。仕様変更前にガチャを利用したユーザには利用分の「ジェム」を返還することとなった。

一方、DQM の返金騒動が飛び火してしまった「クイズ RPG 魔法使いと黒猫のウィズ」のコロプラは、「不正な返金請求をしたユーザーはアカウントを停止する場合がある」と警告文を掲示、更なる「祭り」を誘発している。

冒頭で述べたように、海外ではガチャがオンラインカジノと同等にみなされ規制されている。日本でもソーシャルゲームのコンプリートガチャが射幸心を煽っているとして自主規制するに至ったことは記憶に新しい。何らかの規制が必要なんじゃないか?と思わずにいられない今日この頃である。

お金を払っているのは誰?

ところで、実際にゲーム内で課金しているユーザは誰なのだろうか?

ニールセンの調査結果によると、調査対象の 3,700 万人のうち、78% に当たる 2,900 万人がスマホゲームを利用、1 日当たり平均で 16 分間ゲームに費やしている。興味深いのは 18~34 歳の世代はスマホゲームより SNS、35~49 歳の世代、いわゆるファミコン世代の方は SNS よりスマホゲームにより多くの時間を費やしているという対照的な結果だ。

スマホゲームに費やす時間とゲーム内での課金については相関性があるはずで、若年層よりはお金に余裕のある世代が課金しているとの見方が自然だろう。一般的には働き盛りといわれる筆者と同年代の世代がスマホゲームにハマっているとは驚きだ。

まわるまわる時代はまわる

DQM の返金騒動や、コンプリートガチャの自主規制に至る経緯は、一昔前のオンラインゲームのアイテム課金を思い出させる。当時は、レアアイテムがネットオークションで高額取引され、ユーザ側のモラルが問われた。今回はプラットフォームを PC からスマホに変え、モラルが問われているのはゲームの運営側だ。数年後は揺り戻しでユーザ側のモラルが問われているかもしれない。いずれにしても、今回の騒動の収束には(ユーザがスマホゲームを見限らないように)ゲーム業界の慎重な対応が必要といえるだろう。

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします

Twitter で

日刊ポスたま(休刊)カテゴリの最新記事