Facebook ユーザの約 6 割が嫌々使っていると判明 | 日刊ポスたま


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みなさん、こんにちは。座布団と幸せを運ぶ内田でございます。

Facebook が開設 10 周年を迎えるなか、Facebook の減速懸念が後を絶たない。若者のFacebook 離れは進んでおり、Facebook は伝染病のように消えると予測する研究者まででてきた。ここにきて Facebook のお膝元、米国から深刻な調査結果が発表されたので紹介したい。

米国人は Facebook を嫌悪

米独立系世論調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の調査結果によると Facebook を利用している米国人の半数以上が、他人が必要以上に自分の個人情報を共有していることについてうんざりしており、約 31 % の人が「とても嫌だ」、約 25 % の人が「嫌だ」と答えてる。

自分が写っている写真を無断で公開されることを好まないと答えた割合も同程度であり、子供を持つユーザに至っては 75% 近くのユーザが自分の子供の写真を無断で公開されることに反対している。

日本人は Facebook に気を遣う

一方、日本ではジャストシステムの SNS に関する調査によると、数ある SNS のなかで Facebook が最も気を遣うサービスのようだ。1 都 2 府 4 県の 10 代~ 40 代の男女 680 名とかなり偏りのあるサンプルだが、実名で利用する SNS サービスだけに信頼できる調査結果といえるだろう。Facebook から若者が離れる一方、10 代の若者は LINE に依存しているようだ。
最も気を使うサービス
出典: SNS に関する調査

余談だが、ジャストシステムの調査結果で意外だったのは、ネットで頻繁に炎上する Twitter よりソーシャル性の高い LINE の方が気を遣うと答えた人が多かったことだ。既読スルー(KS)が社会問題した影響か、それともの国民性なのか、気になるところではあるが本題から逸れてしまうためまた別の機会に取り上げることにしよう。

若者が離れてママが増える?

Facebook の若者離れは本当だろうか?若者の定義にもよるが、若者が 20 代前半までを指すのであれば筆者はある意味当然だと考えている。なぜなら、地理的な交友範囲が狭く、毎日顔を合わせる友人と SNS で近況を共有するメリットがないからである。あなたなら「今日、学校で…」のような投稿をするだろうか?気軽なリアルタイム・チャットを楽しめる LINE が選ばれるのは自然の成り行きと言えるだろう。それでは、若者が離れてしまったら Facebook は伝染病のように消えてしまうのだろうか?

インタースペースの調査結果によると、ママ層の Facebook ユーザが急激に増えているようだ。若者の Facebook 離れとは対照的で、まさに「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉がしっくりくる。Facebook のユーザ数は世界で約 12 億人と超巨大だが、まだまだ未開拓のユーザ層があることを示す一例といえる。やれやれ、今年も SNS の巨人から目が離せない年になりそうだ。

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