ウェブサービスやスマートフォンアプリを使っていて、「ウェブページの表示に時間がかかる」「アプリ使用中にエラーがでた」などの経験はあるでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が何かしらのエラーに遭遇していることでしょう。エラーに何回も遭遇する場合、もうそのウェブサービスやアプリは使わず、他の似たウェブサービスやアプリを探して乗り換えることが多いと思います。
参考:10回に1回のエラー発生頻度で 93%のユーザーがアプリを使わなくなる!? エラー関連ユーザーレビュー調査公開。
サービスを提供している側としては、大切なユーザーが離れていってしまうことになります。
当然、売上・利益といった部分も減少していきますので、””多大なコスト・年月をかけて準備・開発してきたものが、サービスリリースから短い時間でサービス終了””に追い込まれてしまうことも少なくありません。
このような状況を未然に防ぐ手立てとして、サービスリリース前にしっかりと””検証””を行い、
安定した品質でリリースすることでユーザー離れを未然に防ぐことが可能です。
検証??
突然ですが、”検証”というキーワードを聞いて、どういうものなのかイメージが湧く方はいるでしょうか?
もしかしたら、品質管理部門以外の方は、あまりイメージ湧かないかもしれません。
近年、ユーザーは製品の不具合に敏感に反応するようになっています。今回は、品質管理部門の方はもちろん、それ以外の部門の方にも”検証”について少しでも知っていただきたく、”検証”について少しお話をさせていただきます。
検証の役目は??
一般的な製品開発の流れは、企画→開発→検証→製品リリース、となります。
※”検証”の部分は、”QA”、”QC”、”テスト”とも呼ばれますが、今回は”検証”で統一させていただきます。
製品開発の工程の中で、一番最後にくるのが”検証”になります。この検証フェーズで製品品質が基準を満たされたと判断されて、はじめてお客様に製品が提供されることになります。
具体的にどういうことをやるかというと、基本的には「製品仕様通りに動作しているか」を確認していくのですが、それ以外にも「セキュリティ面で脆弱性は無いか」「製品パフォーマンスが想定通りでているか」また、「お客様目線で見るユーザビリティ観点」等からも検証を行っていきます。
「高機能・高パフォーマンスの製品ではあるが使いづらい!」だと、お客様から操作性についてのクレームを頂くことに繋がりますので、製品品質が十分に満たされたとは言えません。
”検証”は製品開発の””最後の砦””となるため、とても重要なフェーズとなります。
検証って必要??
もし、製品品質が満たされていない状態でリリースしてしまったら、どうなるでしょうか?
製品仕様通りに動かない、不具合が多い、ユーザビリティが悪い等、ユーザークレームに繋がることになります。また、昨今ネット・SNS等でのお客様同士の情報展開が早いため、すぐにその話が広まってしまい、問題が発生した製品だけではなく会社自体の信用を落とすことにも繋がってしまいます。
”QCD”という言葉があるのですが、”Q”、”C”、”D”はそれぞれ”Quality(品質)”、”Cost(コスト)”、”Delivery(納期)”を表しています。
なぜ『Q(Quality)』が最初にきているのでしょうか?
これは、何においても品質が大事(”Quality First”)であるからです。
厳しい言い方ですが、ある一定以上の水準の品質を満たしていない商品は
“”世の中に必要とされず、また見向きもされません””。
製品開発の最終フェーズである”検証”は、残念なことに企画・開発フェーズの影響を受け
短いスケジュール、少ない予算となってしまうことがあります。
また、検証は”とりあえず新入社員がやるもの”とされている会社も少なくありません。
”検証”の知識・経験の無い人が検証を行って、十分な品質が得られるでしょうか?
プログラマー、デザイナー等の専門職と同じく、検証専門の人がやってこそ
十分な品質が得られるものと考えおります。
お客様により良い製品をお届けするため、品質管理部門以外の方も
”検証”について少しでも意識いただければ幸いでございます。
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年間3,500のウェブサービス・アプリ等の検証の実績がある「ウェブレッジ」
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